2009年11月 8日 (日)

攻め切って昇格掴む:C大阪vs草津

 他チームの結果に関わらず、勝ちさえすれば自力で昇格を決められる試合。いよいよこの日がやってきた。勝利そして昇格を期待する人々が2万人も集まり、ゴール裏とバックスタンドの自由席はほぼ埋まる形に(メインスタンドはスカスカだったのだが…)。サポーターも気合いが入っていて、試合開始前から盛り上がっている。最高の雰囲気の中で試合が始まった。

 スタメンであるが、マルチネスが復帰して船山はサブ、羽田が一つ上がってボランチのコンビを組み、ディフェンスラインにはチアゴも復帰。怪我持ちの香川はベンチスタートで、前線はカイオ・乾・小松という組み合わせである。キックオフ直後から勢いよく動き回るセレッソが、いきなりチャンスをつくる。ボールを持った酒本が上がり、素早く前線のスペース目がけてサイドチェンジ、そこに走り込んできた乾がワンタッチから見事なループシュートを決める。セレッソの十八番ともいえる素早い攻めで先制すると、その後もセレッソのペースが続く。最終ラインを上げて、高い位置から積極的にプレスをかけ、奪ったボールを素早く前にサイドにと展開する形。良い時のセレッソの攻め方である。効いていたのがボランチに入った羽田のプレイで、鋭い読みからの早い動き出しで相手の攻めを確実に摘み取っている。そうして奪ったボールを展開するマルチネスの動きもよい。サイドの二人も積極的に上がり、前線のカイオと乾も動き回って相手ディフェンスをかく乱する。小松は今ひとつボールが収まらず裏への抜け出しも合っていなかったのだけれど。そんな攻めの中で、ペナルティエリア内でボールを受けたカイオ(だったかな)がうまくボールを戻し、そこに走り込んできたマルチネスがミドルシュートを決めて、2点目。いいリズムを保ったまま、前半を終了。
 後半もセレッソのペースだが、なかなか追加点は奪えない。という状況をみてか、今ひとつ役目を果たせなかった小松に代えて香川が登場。すると、1点目とは逆の形で、左サイドを上がった石神からの逆へのクロスが走り込んだ乾の足元にぴったり合い、落ち着いてシュートを決めて3点目。直後に、香川から(だったかな)のボールを受けたカイオが、相手DFにつかれながらも放ったシュートが弾かれたところに、乾が詰めて見事なハットトリック。さらにボールを持ち上がったマルチネス(だったかな)から送られたボールをまた乾が決めて5点目を奪う。この場面では、正面にカイオ、左に香川がいたのだが、ボールは右の乾に出されるという。本日大当たりの乾の方が、確率が高いと思ったのだろうか。乾の活躍に触発されたのか、香川も積極的にゴールを狙い、一度はヘディングで決めるものの、ファールでノーゴールとされて大いに悔しがる。その後、カイオに代えてベテラン西澤、マルチネスに代えて船山を入れて、しっかりと試合を締めにかかる。この後も香川から西澤への見事なパスが何度か出されるのだが、西澤はうまく裏に抜け出せず、またボールも足につかずに、シュートが打てない。それでも危ない場面はほとんどつくられないままに、試合は終了。セレッソらしい攻撃サッカーで、J1昇格を決めた。

 勝てばよいのだから、前半2点取った後はそう攻める必要もないと思ったのだが、それでも攻め続けるあたりは、まさらにセレッソという感じである。とはいえ、危ういながらも攻め込んだというわけではなく、守備が安定していたからこそ安心して攻められたということなのだろう。これまでは、どんなに攻めてリードしていても、守備が不安定でヒヤヒヤする場面が多かったのだが、守備の安定感が高まったのが今季(特に後半)のセレッソの良いところではないか。この辺は、藤本の活躍が大きいように思う。また、中盤での守備力の向上も大きかった。マルチネスは攻めるが守りもしっかりやるし、彼の怪我の間を担った船山も攻撃と守備のバランスが実に良かった。特に船山のところでボールを奪われることは、ほとんどなかったのではないか。また、今日の試合には出なかったが、黒木の果たした役割も大きい。
 攻めでは何と言っても香川・乾のコンビである。この二人がはまったときの攻撃力は、そう止められるものではない。これにカイオがからむ時の迫力は、かなりのものがある。とはいえ、このトライアングルが欠けた時のパーツは、若干物足りないものがあったのだが。小松は良い時と悪い時で波があるし、西澤は今日の試合でも見られたようにさすがに衰えは隠せない。その部分を埋めたのが両サイドの攻め上がりで、開幕当初は前への突破が物足りなかった左の石神がしっかりと攻め込むようになり、右の酒本は状況を読んでの冷静な上がりをみせていたように思う。これら前線の選手が素早く上がったときの攻めは、実に気持ちよいものがあった。相手が守りを固めてしまうと攻め手に欠ける部分はあったものの、(一応)格上が多いJ1に上がれば、逆にカウンターが効果的に決まるような気もする。
 まあ、J1でも通用するかは、守備に関しても、攻めに関しても、現在のメンバーが来季も残ればというのが前提条件にはなるが。他からの多数のオファーがある香川はもちろん、前線で走り回るカイオや、鹿島からのレンタルの石神・船山あたりの去就も、かなりの影響を与えると思う(鹿島サポでもある立場としては、経験を積んだ彼らに戻ってきてほしい気持ちもあるけれども)。

 来季の展望はさておき、こうして2年間見守ってきたチームが、J1に復帰するというのは、大変嬉しい。これで来季は地元でJ1という国内最高峰のリーグの試合が楽しめることになるし、さらには鹿島との試合が観られる。その時に、私はいったいどちらのサイドで観ればよいのか、つらくも楽しい悩みである。
 とはいえ、セレッソに感情移入は出来るようになり、試合も大いに楽しめるようになったものの、J1復帰の喜びは、一昨年・昨年の鹿島の優勝の時の突き抜けるような感動に比べれば、若干物足りない感もあり、そういう意味では私が心からサポートしているチームは、やはり鹿島だということなのかもしれない。セレッソの昇格もようやく決まったことだし、ここからは鹿島の3連覇に向けての、厳しいけれども挑みがいのある挑戦を、応援したいと思う(が、スタジアム観戦は出来るものか…)。

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(左:試合開始前のゴール裏。桜色に染まる)(右:後半開始時のピッチ)

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(左:昇格を決めて輪になって喜ぶ)(右:バックスタンド前を歩く選手達)

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(左:選手達を迎えるゴール裏)(右:引退を告げる西澤(中央奥側))

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2009年11月 6日 (金)

本日の購入CD@Tower難波

 仕事帰りに立ち寄って購入。以前は梅田マルビルの方がよいと思っていたけれども、最近こちらの店も気に入ってきたりしている。

○「ナチュラル・ウーマン」流線形と比屋定篤子
 質の高いポップスを聴かせるユニットと、素敵な歌声のボーカル。どちらも好きなので、この組み合わせは大変嬉しい。特に比屋定さんの旧曲のカバーが見事。最近のブラジル中心路線も悪くないのだが、昔の直球ポップスともいえる曲の方が好きなので、その頃の音が蘇ったかのようで本当にありがたい。新曲や他の人のカバーも含めて、実に上質なシティ・ポップである。

 ついでに書くと、先日買ったschool food punishmentが大変良かったので、さらに前のアルバム「air feel, color swim」と「school food is good food」もまとめて購入。こちらもかなり良い。しばらくははまってしまいそうなアーティストである。

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2009年11月 2日 (月)

本日の購入CD@Tower mini丸の内

 今日も東京出張の合間に。小さい店なのだが、新譜の品揃えは意外ときちんとしている。大変便利で良いが、その分ついつい買ってしまうのは問題かも。

○「Luminous Halo」Port of Notes
 新作はアメリカのアーティストのプロデュースによる海外録音。そのためかサウンドがこれまでとは微妙に違う感じがする。良い意味でルーズで、味わい深い。これまでのポップス+ブラジル風味に、さらにブルースのフィーリングも加わった、みたいな感じだろうか。もちろん畠山さんの歌は、相変わらず優しくて力強い。

 今年の新譜でないので上のようには書かないが、この他に「シフォン主義」相対性理論と、「Riff-rain」school food punishmentの旧譜も購入。どちらもライブでみていて気に入ったもの。相対性理論は変なんだけどなぜだかクセになる。school...の方は…素晴らし過ぎる。ポップでロックでかつアバンギャルドな音世界。

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2009年11月 1日 (日)

Ginnan Rock Fes. & MINAMI WHEEL Day3

 MINAMI WHEELは3Days Passを買ったので、本来なら本日もミナミに行くところであるが、やらねばならない仕事があったのと、出演者が興味深かったので、最寄りの大阪市大・学園祭でのGinnan Rock Festivalの方を選択。仕事をしつつ、演奏時間が来たら会場に足を運び、終わったらまた仕事に戻るという感じで、午後を過ごすことに。
 このロックフェス、毎年個性的なアーティストが集まるのだが、今年も実に面白かった。降雨のため屋外ステージから体育館に会場が変わったが、閉じた空間になったことで逆に集中して観られたように思う。音的には今一つだったけれども。
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○Combo Piano -1 @GRF
 コンボピアノは以前から聴いてはいるが、ライブで観るのは初めて。初期のアルバムで聴かれたクールなジャズ系の音とは全く違う激しい演奏に驚いた。渡邊琢磨(key)と千住宗臣(ds)だけなのだが、2人で演奏しているとは思えない程の音数と迫力に、ただただ圧倒される。とはいえ、時には激しく時には静かにという感じで、曲としての展開も面白いし、この辺は昨日聴いたインストものとは異なる。迫力あるサウンドとリズムに身体が揺さぶられる一方で、メロディや曲によって脳というか精神も十二分に刺激される感じである。やはり、頭と体、両方で楽しめる音楽でないと面白くない。マイナスワンでこれなのだから、さらに内橋和久(g)が加わったフルメンバーだとどうなることか。ぜひ一度観てみたい。

 小島麻由美は先日イベントライブで聴いたのでパスして仕事に勤しみ、合間に曽我部恵一バンドに行ってみる。すでに演奏は始まっていて、ストレートなロックという感じ。てっきりポップスだと思っていたので、今聴きたい音とはちょっと違うなと思って、また仕事に復帰。なんとか片をつけて、今日の一番の目当てのライブへ。

○渋さ知らズ @GRF
 前回ライブを観たのは、当時地元だったつくばでの2005年のイベント。そして今回は新たな地元でのライブ…と思うと、なんとなく感慨深い。セッティングに少々時間がかかって若干押してスタートし、その間サウンドチェックでの演奏も聴けたわけだが、やはり本番は迫力が違う。分厚くて圧倒的に力強い音である。出だしからしばらくは全員がフリーに演奏している感じなのだが、その音を聴いているだけでも十二分に楽しい。そこからメロディが奏でられると、体育館が一気にダンスフロアと化したかのように盛り上がる。ステージの上ではダンサー達も踊り、「渋さ」の世界を十二分に堪能出来た。演奏曲が若干少なかったのは残念ではあるが。
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 終わってみると思ったより早い時間だったので、そのままミナミへ向かう。雨も降っていて、時間もなかったので、地下鉄駅から一番近いQUATTROに行くことに。

○Gulliver Get @QUATTRO
 関西のFusion系バンドを調べた時に名前が出てきたので、どんなバンドかと思っていたのだが、女性voを中心とするポップスであった。が、バックの演奏の技術は高いし、voにからむsaxの雰囲気は歌伴の本田雅人っぽい感じもするし、随所にFusionっぽさを感じさせる。voも力強い歌声で、曲も悪くない。会場に着いたのは半分程過ぎてからだったので、もっと違う曲も聴いてみたいものである。

○のあのわ @QUATTRO
 アルバムを試聴して気になっていたので、最後も引き続きクアトロで。チェロを弾く女性voに、g,key,b,dsという編成で、演奏はなかなかに上手く、voの歌声も伸びがあってバックの音に負けずに響く。前半の曲はファンタジックなポップスという感じだったが、後半に演奏された曲は結構アバンギャルドなロック。後半の曲でのチェロは実にはまっていて、プログレ的な雰囲気も感じさせた。異なる音楽性が不思議と同居しているのが面白い。
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 ということで、3日間で観たアーティストは計18組。よく回ったものである。この後アルバムを買ってみよう、また観てみようと思えるアーティストも見つかったし、行ったことのないエリアにも足を運べたし、いろいろと有意義な3日間であった。

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2009年10月31日 (土)

MINAMI WHEEL Day2

 MINAMI WHEEL2日目は、最初の枠…のその前から参加。前日家に着いたのが早朝だったので、仮眠を取っただけでまたライブへという感じで、ほとんど夏フェスに参加しているような気分である。
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○大城クラウディア @BIG STEP大階段
 本編が始まる前のフリーライブで、昨日観られなかった分を補填(?)。昨日はバンドだったが、今日はg,bというアコースティックな編成。GANZA ZUMBAでのコーラスは何度も観ているものの、フロントに立つのを聴くのは初めて。コーラスの人がメインになると物足りないことも多いのだが、この人の歌はしっかりと存在感があってよい。「島歌」もなかなかよかったし。

○Melting Soul @soma
 開催エリアの東端まで歩いて、ジャズがベースのポップスグループを聴く。メインの女性voの歌声が力強くてノリがよい。ジャズ系のポップスの場合、東京だとクセのない爽やかな歌声が乗っているが、大阪だとこういうパワフルな感じが多いような気がする。バックの演奏やコーラスも上手いし。ただ、オリジナルよりカバー曲の方が面白かったような気もしないでもない。

 この後の時間帯は特に観たいものがなく、とりあえずシークレットゲストとなっているBIG CATに行くも、始まった演奏がラップ系で好みではないので早々に退散(後で調べたらAqua Timesだったとのこと)。最寄りのTRIANGLEに入ってみるが、DOMINOというクラブ系だかアイドル系だがよく分からない女性3人でぴんと来なかったので、すぐに出る。この際だからとまだ行っていない西側の堀江に進み、hillsパン工場という1階がカフェの小屋へ。コンクリートを大胆に削った面白い地下の空間でnano.RIPEというバンドを1曲聴いた後は、CELL BLOCKへ。ここはソファーもあって落ち着けたので、ビールを飲みながらいろはというバンドを聴く。ちょっと内省的なポップスという感じで、(失礼かもしれないが)ぼぉーっとのんびり聴くにはちょうどよい。

○Lemon's Chair @club vijon
 引き続き堀江にて、個性的な打ち放し建物の地下にあるクラブへ。フロアも三角に近い形で壁が斜めに入るなど個性ある空間である。聴いた音楽も個性的で、シューゲイザーというジャンルの、ノイジーでスケールの大きなサウンド。g2人組+サポートdsの演奏で、ギターの轟音と重いリズムに埋もれるように、美しいメロディが奏でられる。かなりの音量に圧倒されたが、同時に音の美しさ・はかなさの部分も大変印象に残った。ちょっとくせになりそうな音である。

○百景 @QUATTRO
 前のバンドで、元々インスト好きの血が騒いで(?)しまったので、次もインストものに。g,b,dsという編成で、ジャンルとしてはポスト・ロックになるらしいが、激しく尖った音という感じではなく、楽器の音色を活かしたシンプルで落ち着いた演奏である。気持ちよく聴き流せもするが、じっくり聴いても聴き応えがあるという感じか。なかなか面白い。

○Re-Trick @soma
 最近アルバムが気に入っていたピアノジャズトリオへ。今回の目当ての一つで楽しみにしていたのだが、期待していたのとはちょっと違う感じだった。確かにアルバム通りの手数の多い技ありの演奏が聴けたのだが、アップテンポで激しい系の曲ばかりが続き、変化に欠けて面白みがなかったのである。とにかく最初から最後まで弾きまくり・飛ばしまくりなのはよいのだが、途中でぐっと盛り上がっていくような展開もなく、一本調子に聴こえてしまった。アルバムではもっと音が抑えめで、演奏をじっくりと聴かせて、曲としても面白いものもあるのだが…。時間の短いイベントライブで、盛り上がるクラブ仕様の選曲だったのかもしれないが、少々残念。

○Sawagi @SUN HALL
 本日最後は、クラブ系のインストバンドで。先日試聴したアルバムがかっこよくて即買いしてしまったのだが、ライブも確かにかっこよい演奏であった。グルーヴィーなリズムの上で、gやkeyがキャッチーなリフを繰り返し、そこにカラフルなシンセもかぶさって、分厚い音で踊らせるという感じ。聴いていてクラクラきてしまう音である。ただ、前のバンドが不満だったこともあり、このバンドの(良い意味での)シンプルさが今一つ楽しめなかった。何も考えず音に身を任せれば、もっと楽しめたのだと思うが。

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2009年10月30日 (金)

MINAMI WHEEL Day1

 本日から3日間に渡って開催される、MINAMI WHEELというイベントに足を運ぶ。大阪・ミナミの20カ所のライブハウスが会場となり、同時並行で350組以上のアーティストが出るという、なかなかすごいものである。
 去年も行こうと思っていたのだが、都合により行けず、今年が初参戦。都市を舞台にした夏フェスという感じだが、とにかく会場が多いので移動も大変である。でも、ミナミ周辺をたっぷりと歩いたおかげで、地理もすっかりつかむことが出来て、知らなかった興味深い店も見つけられて、なかなか得るものが多かった。もちろん本題の音楽の面でも、多彩なアーティストと、いろいろなライブハウスをみられたのは実によかった。
 ということで、観たアーティスト&会場について、順を追ってまとめておこう。
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○Aira Mitsuki @RUIDO
 仕事が長引いたので、初日2枠目の時間帯から参加。まずはテクノポップの女性voで。ハウス系のサウンドに、エフェクトかかりまくりのボーカル、それに本人+2人のダンサーで踊るとなると、どうしてもあのグループが思い起こされてしまう。歌詞はよく聞き取れないし、大きく違うのはキャラクターか?…という感じも。個性的でまあ面白かったけれども。

○たむらぱん @BIG CAT
 次は広めの会場で女性シンガーソングライターを。1stアルバムは持っているがライブは初めて。コミカルな印象を持っていたのだが、意外としっかりした曲が多い。詞も都市の生活を独自の視点で描いていて、きっちりと伝わってくる。演奏もなかなか聴き応えがあったし、サウンドも合わせて、結構本格的なシティポップと言えるのではないか。好印象である。

○school food punishment @QUATTRO
 続いては最近気になっていたバンドに。曲の構成が個性的で、全く違う印象のパートが組み合わされている感じ。CMで流れている曲もサビからは想像もつかない前半である。ポップスとクラブとプログレとが混ざったかのよう。演奏もボーカルもしっかりしていたし、音も迫力があったのだが、PAがあまりクリアでなかったのが残念。アルバムだとまた違った印象を受けるかもしれない。

○近藤夏子 @なんばHatch
 「Midnight Stranger」と題された、オールナイトの別枠のイベントへ。着いた時には目当ての大城クラウディアがちょうど終わったところ。残念。で、その後の大阪で活動している女性シンガーソングライターから観る。女性目線の元気なポップスという感じ。大阪だけあってMCもノリがよい。ピアノを立ち弾きするのだが、音数が少なくあまり力強くないのがもったいない。

○オレスカバンド @なんばHatch
 TVでは観たことがあるが、このライブがすごかった。やっていることは実にシンプルなのだが、底抜けに明るくてパワフルな演奏。ホーンセクションも抜けのよいクリアな音。聴いていて思わず乗り出してしまい、引き込まれていくのである。あまりに良かったので、途中で抜けて終電で帰るのを諦めたほど(苦笑)。これだけの演奏なら、海外でも受けるというのがよく分かる。

○MY WAY MY LOVE @なんばHatch
 ちょっと疲れたので一つ飛ばして、このバンドから観賞を再開。g, b, dsの編成で、かなり音圧の高いハードな演奏である。迫力はすごい…が、この深夜に疲れた状態で聴くのは少々つらいものも。

○Pia-no-jaC @なんばHatch
 ピアノとカホーンの2人組インストユニット。以前試聴した時に面白かったので期待していたのだが、予想とは違うステージ。パントマイム的な演技で客席の笑いをとりつつ演奏に入り、ピアノは弾きまくりカホーンも叩きまくりで迫力はあるが、ずっと超絶技巧の音数多い演奏なので、展開とか変化がなく、逆に単調に聴こえてくる。全体として、演奏というよりは「芸」を観せているように思えてしまう。お客はかなり受けていて、ファンも多いようだったが、残念ながら私の好みではないようだ。

○スパイシージャム @なんばHatch
 g&voとperに、サポートのkeyが入ったユニット。ソウル的な雰囲気もあるポップスで、ここまで濃いアーティストが続いた分新鮮に聴こえる。が、ちょっとシンプルすぎて、ひっかかるところがあまりない。気持ちよく聴けるのだけれど…という感じ。まあ、こんな深夜に疲れた状態で聴いているので、入ってこないのかもしれないが。
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 と聴いたあたりで午前3時を回っており、この後興味をもてそうなのがなくなったので、帰宅することに。もちろん電車はなく、タクシーで帰るつもりだったが、外に出てみると夜の街の雰囲気が気持ちよかったので1時間半程かけて歩いて帰る。

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2009年10月27日 (火)

本日の購入CD@Tower mini丸の内

 東京出張帰りに1枚だけ購入。

○「耳にフワァー」東川亜希子
 新作は、これまでのほんわか系ピアノポップスに、エレクトロを混ぜたサウンドに。エレクトロの音を手がけているのはSmall Circle of Friendの東氏ほかで、好きなアーティストなのでもちろん出来は悪くはないのだが、やはりどこかしっくり来ない感じも。シンプルなバンドサウンドだけの方が合っている気がしないでもない。

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2009年10月17日 (土)

本日の購入CD@Tower難波

 買い物に出たついでに購入。最近は難波店が増えている。梅田まで出て行くのが面倒だからだが。

○「Rainbow Magic」高野寛
 久しぶりのアルバム。良い意味で昔の彼のままだが、音も詞も確実に深くなっている印象。道を究めた結果として、細部まで創り込まれているけれども、無駄がなくシンプルで、どこまでもポップな音楽が出来た。そんな感じである。こんな時代に、こういうアルバムが聴けることが、大変嬉しい。
○「四重奏」The BOOM
 こちらも高野氏と同様に、いろいろと巡ってきたけれど、また原点に戻ったという感じだろうか。一聴して強い印象が残る感じではないが、じわっと伝わってくるという感じだろうか。
○「君に届くかな、私。」南波志帆
 先日のイベントライブを聴いて購入。彼女の歌もよいけれども、やはり作家陣やバックの音に注目してしまう。それだけ質の高いサウンドだと言えるのだが。
○「hi hop」sawagi
 試聴してクラクラきたので即買い。クラブ系のインストもので、グルーブするリズムと、インパクトのあるシンセの音色の組み合わせで、体と頭の両方に強い刺激が及ぼされるという感じ。何も考えずにノレる音楽である。
○「EVIDENCE」Re-Trick
 超絶技巧ピアノジャズトリオの新作。ミディアム・スローな曲も増えて、クラブ系の音から、よりジャズに近くなったような印象。高速で手数多く弾きまくる曲も相変わらず多いけれども。

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2009年10月10日 (土)

クラムボン@日比谷野音

 10周年記念で10月10日の開催となった、クラムボンの野音ライブを観に行く。ちょうどこの日に東京での仕事が入っていたので、抽選販売に申し込んだら、見事に当たったのである。関東にいたときは全然当たらなかったのだが、不思議なものである。
 座席はCエリアの一番後ろ、つまり客席全体の最後方であった。が、真ん中あたりなので比較的観やすい。前の方で元気に踊るような歳ではないので、このあたりが一番よいのかもしれない。

 10周年ということで、昔の曲から最近の曲へと進んでいく構成。昔から好きで聴いていて、しかも昔の方がのめりこんでいた立場としては、こうして昔の曲が聴けるというのは大変嬉しい。なので、個人的には前半の方が大いに楽しめた。「サラウンド」で盛り上がり、「便箋歌」をじっくりと聴かせ、「ララバイサラバイ」でスケールの大きな演奏を聴かせたあたりが、私としては一番良かった。
 その後、以前のライブでもみせた、野音の客席中央での演奏も聴かせる。この辺の客席との近い感じは、彼らならではである。後半は最近のテンポよい曲を並べて、大いに盛り上げる形で本編は終了。アンコールでは最初期の曲と、最新の新曲とを並べるという形であった。

 という感じで、ライブの内容はなかなかよかったのであるが、全体としては?と思う部分もあった。昔観たときの、アーティストと観客とが一体となってライブを創るという感じが、何か薄れていたように思えたのである。以前のライブでは、観客は常にステージに集中していて、アーティストの一挙一動、というか一挙“一音”に反応し、観客とステージがインタラクティブになっているあたりに、大変感動したのであった。しかし、今回のライブでは、一番後ろの席だったからかもしれないが、途中で席を外す人、演奏と関係なく勝手に盛り上がっている人、演奏を聴かずに友人と話している人などが、大変目立っていた。また、アンコールでも、真剣に拍手をする人は比較的少なく、「どうせ出てくるのだから…」的に雑談しながら待っているような人が目についた(こういう様子は最近別のライブでも見かけるが…)。
 そのあたりが気になって、心の底から楽しめたという感じではなかった。実際に観客の様子が変わったのか、それとも私の見方・感じ方が変わったのかは分からないが、もう昔のような親しみのある暖かいライブは観られないのかもしれない…と思うと、残念ではある。

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2009年9月30日 (水)

“ホーム”にいない1ヶ月

 9月は大半の時間を家から離れて過ごすことになってしまった。
 8月末から振り返ると、26日から29日は学会で仙台に。1日家にいて、31日から9月2日までは休暇で越後妻有へ行きアートトリエンナーレを観て回り、翌3日は東京に出張。次の週は9日からは九州に出張し、大分→福岡→長崎と回って、13日に帰宅。翌週は17日からソウルに出張で、20日に帰国。連休中は家にいたけれども、24日から26日にかけて東京に出張(この辺の詳細はいずれブログで書こうと思うが)。
 という感じで、9月の計30日のうち、半分の15日間は、出張か旅行に出ていたことになる。つまり、ほとんど“ホーム”にいなかったわけで。出張や旅行に出る前は準備で時間を取られ、帰った後は後始末でやはり時間を取られるから、ずっと旅行をしていたような気もしてしまう。
 ここまで家を離れていると、先に「ホームがない」などと書いたが、家が恋しくなるというか、自宅が帰るべきところというふうに思えてくる。出来れば、家に何日も引きこもって過ごしたいと思うほど。とはいえ、来月も出張は何度もあるし、残念ながらそうそうゆっくりはしていられないようであるが。

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