最後の一撃:鹿島vs磐田
今期のホーム最終戦。かつ残り2試合で、優勝が決まる可能性もある(実際は翌日の名古屋戦があるのだが)ので、所用のついでに足を運ぶ。1階席のチケットは売り切れ、全体でも3万枚売れているということで、東京駅の高速バス乗り場もかなりの混みよう。30分ほど並んでバスに乗り込み、スタジアムに着いたのはキックオフの1時間と少し前。急いでチケットを受け取り、2階バック席に駆け上がって、なんとか前の方に席を見つける。混んでいるというのはありがたいことなのであるが、一観戦者の立場でみるとちょっとばかり困りものだったりする。2万人くらいというのが、一番快適な気もするのだが。
優勝がかかる鹿島と、降格がかかる磐田という、対照的なチーム同士の対戦ということで、内容も鹿島が押して、磐田が守る形。鹿島は今日も悪くない攻めで、中央からサイドからと、何度かチャンスをつくるのだが、最後のところがよくない。野沢がフリーのシュートを二度ほど外したり、ペナルティエリア内で受けたマルキーニョスや興梠が打ち切れないような場面が続く。磐田がほとんど5バックのような形で守りに重点を置いているせいもあるが、それにしても決められない。まるで先の大分戦の前半のようである。
後半立ち上がりも同様に鹿島がペースをつかむのだが、野沢の右からのクロスにマルキが合わせ切れないなど、惜しいシーンが続く。中盤からエリア前あたりまでの展開はよいのだけれど。決めきれないと相手にリズムは移ってしまうもので、後半中頃には磐田がゴール前まで攻め込むようになり、鹿島の守備は後手に回り、セカンドボールもことごとく相手に拾われてしまう。リズムを変えるべく、野沢に代えて田代、本山に代えてマルシーニョとするが、今度はロングボールが増えてしまい、中盤でつないで崩す鹿島の持ち味がすっかり消えてしまう。それでも何度かゴール前でチャンスをつくるが、マルキと田代が重なってしまったり、相手の体を張った守りに打ち切れず、観客席からはため息が漏れるばかり。時間は刻々と過ぎていき、このまま得点を奪えずに引き分けか…と思ったロスタイム、ゴールライン際のこぼれ球に詰めたマルキーニョスがファールをもらい、代わって入った増田のFKに、岩政が頭で合わせて劇的な決勝点。その後すぐに試合は終わったから、本当にラストチャンスを決めたということになる。決定的なチャンスを何度もつくって、90分以上決められなかったというのに、最後の最後のワンチャンスでもぎ取るとは。繰り返し繰り返しあきらめず攻め続けて、ようやく壁を打ち破ったという感じか。
川崎が勝ってしまったので(しかも4-0)、今節での優勝決定はお預けとなったが、あとは最終節の札幌戦を勝てばいいだけのこと。最下位相手だからといって気を抜いてはいけないのであって、とにかく勝ちきるだけである。昨シーズンのこともあるし、監督・選手・スタッフそしてサポーターとも、奢ることなく目の前の一戦に全てをかけるだけだろう。
…さて、1999年に観戦を初めて以来、これまでタイトルをとった試合は全てスタジアムで応援してきただけに、来週末の札幌はどうしたものか、悩むところである。関東ならともかく、北海道は遠いからなあ。でも、一度札幌ドームでサッカーをみてみたいし。
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