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2008年12月 3日 (水)

少し"裏切った"気分

 うちの最寄りの駅は、長居スタジアムの最寄駅でもあるのだが、ここ数日は駅の近くでとあるポスターを多数見かけるようになった。12月6日のセレッソ今季最終戦、森島寛晃ラストマッチの告知ポスター。普段からセレッソ戦のは見かけるのだが、今回は枚数が全く違う。駅前の至る所にあるし、少し離れた商店街の、普段はポスターなどないところにもある。これだけ貼ってあるのだから、クラブのスタッフは地元をかなり細かく回ったのだろう。満員のスタジアムで送り出したいという、強い思いが感じられるようである。
 ポスターは、ピンクの3種類。文字中心のシンプルなものだけれど、そこに書かれている文章が素晴らしい。下手に写真を使う以上に森島の姿が目に浮かんでくる気がするし、その人となりがストレートに伝わってくる。私がみてもぐっときてしまうくらいだから、サポーターにとってはなんとも言えないだろう。
 毎日このポスターをみるたびに、私はなんとなく"裏切り者"として後ろ指を指されているような気分になってしまうのである。歩いて観に行ける地元のチームの、入れ替え戦を賭けた最終戦、しかも森島のラストマッチという大切な試合だというのに、なぜ今や遠く離れたチームを応援しに、わざわざ札幌まで行くのかと。そう感じてしまうのは、大阪に住んで1年近くになりながら、いまだに地元に十分馴染めていないという思いが、自分自身の中にあるからなのかもしれない。
 しかし、この日の試合は、これまで長きに渡ってスタジアムで応援してきた愛するチームの、連覇が、そして12冠目がかかった、とても重要な試合なのである。1999年に初めて観戦してから、ちょうど10年目となる記念すべきシーズン。その間に7つの戴冠の場面と、目前で優勝を逃した5つの試合とを、現地で観てきた身としては、今回も外すわけにはいかないのである。だから、大変申し訳ないけれども、地元を離れて観に行くのをどうかお許しください…などと心の中で言い訳をしながら、ポスターの前を通り過ぎていたりするのだが。

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