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2009年4月30日 (木)

一山超えてGWへ

 今日締切のとある学会の論文を共同作業で仕上げて、ようやく一山超える。4月はこの論文の他、また別の学会の発表論文を仕上げるのに追われて、朝から晩まで作業をしていたような気がする。とか言いながらも、長居には足を運んでいたりするわけであるが。とにかく、これで一山超えたので、気持ちよくGWに入ることが出来る(もう入っているけど)。
 1ヶ月程前までは、このGWは長期の休みを取ってヨーロッパにでも行こうと思っていて、CL準決勝を見越してロンドン行きの航空券を取ろうと思っていたのだが(実際読み通り2戦ともロンドンだった)、この論文のために断念せざるを得なかった。もう一つの発表論文のため、鹿島のACLアウェイ@シンガポールも諦めたわけで、仕事のために遊びを断念せざるを得ないのは、大変残念である。仕方ないけれども。
 ここまで忙しかった分、しばらく家事もしていなかったので、今週末はまずは部屋の掃除などをやりつつ家でのんびりした後、週明けは音楽系イベント&カシマ詣でに関東へ行く予定である。鹿島に行くのは今年初めて(2ヶ月も行けなかったとは!)、しかもACL予選大一番の対水原三星戦(これもアウェイに行くつもりだったのだが)、ここまで行けなかった分、試合も、そしてカシマ名物の食べ物も、十二分に楽しんでくるつもりである。

 ACLといえば、気になるのは予選最終戦のアウェイ上海申花戦。クラブの発表によれば、ツアー参加者以外はチケットが手に入らないという。さすがは中国での日本チームのサッカーの試合、荒れるのが予想されるということだろうか。関西発のツアーなどはないので(関東のクラブだから仕方ない)、航空券も押さえたし、ホテルも手配したというのに、チケットが手に入らないのではどうしようもない。ファンクラブに連絡して対応をお願いしており、クラブの方も検討してくれているらしいのだが、さてどうなるものか。これで行けなかったら残念過ぎる。
 それに加えて、世界的に豚インフルエンザが問題になっているし、そのせいで試合が無観客になるとか、渡航に際して検疫や手続が厳しくなったりする可能性もあるのだろうか。状況は厳しい。

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2009年4月29日 (水)

足して2で割ったような:C大阪vs横浜FC

 セレッソのホームゲームは今年3回目だが、今日のは過去の2試合を足して2で割ったような印象である。
 前半は4/15の岡山戦のような感じ。セレッソがポゼッションして攻めるが、相手の守りを崩しきれない。マルチネスが出場停止なため中盤底からのつないで崩す展開がほとんどなく、ディフェンスラインからのロングボールか、サイドからの展開の形。ロングボールは厳しいマークのためよい形で受けられず、サイドからの攻撃も前を塞がれて進めない。右の酒本はまだ仕掛けるのでよいが、左の石神は自分で行こうとしないのでそれこそ横か後ろにしかボールが回らない。前線3人がサイドにも顔を出して、両ウイングと絡むようになってようやく崩せるようになり、そうなるとボランチも前線に顔を出せるようになる。少しずつチャンスがつくれるようになる中で、左サイドの連携した崩しから抜け出した乾が、ゴールライン沿いをドリブルで駆け上がり、角度のないところからシュートを決めて先制。個人の技の勝利である。そこで前半は終了。
 後半は横浜が勢いを強めて攻め込むが、そこを凌ぐとすぐにカウンターのチャンスが生まれて、ドリブルでゴール前に持ち込みタメをつくった香川が、後ろから上がってきたフリーの濱田に出して、難なく追加点。このまま4/15のようなカウンターでの大量得点になるかと思いきや、ここからは4/5の甲府戦のような展開に。鋭いカウンターから、香川が、乾が、カイオが、決定的な形をつくるも、相手GKの好セーブもあって決めきれない。それこそ「打てども打てども」という感じである。そのうちに横浜の圧力に押しこまれるものの、なんとか守り切って勝利した。
 結局のところ、このチームの勝利の方程式というのは、個人技で先制して、相手が前に出てくるところカウンターで追加点、というものなのかもしれない。先制すれば4/15のような大量点にもなりうるし、今日のようにシュートが再三決まらなくてもなんとか勝てる。先制点がとれなければ4/5のようなスコアレスドローになるし、もしくは相手に偶然でも1発決められれば負けてしまうのだろう。などと考えると、チームの「引き出し」が若干狭いような気もしてならない。J2の強豪チームなわけだし、来年J1に上がる(かもしれない)ことを考えれば、もう少し様々な勝ちパターンをつくる必要がある気もするが。

 前節にJ2首位を明け渡したわけだが、今日の勝ちで再び首位に返り咲きである。ちなみに鹿島の方も、前節に首位を明け渡したが、今日の勝ち(後半はかなり厳しい内容だったが…この先の連戦、特に大一番のACL予選・水原三星戦が思いやられる)で再び首位に返り咲き。なぜか両チームが連動しているのが面白い。このまま進んでいって、両者とも優勝!なんてことになると大変嬉しいのだが。

Nagai

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2009年4月15日 (水)

結果は完勝だが:C大阪vs岡山

 結果は4-1の完勝だが、気分的にはなぜか?マークがつくような印象。
 前半はセレッソがペースを握り、ボールをポゼッションしながら攻めどころをうかがうものの、詰めの早い岡山の守りにつぶされるシーンが続いていたような気がする。相手ディフェンス陣の前で横パスをするばかりで、なかなか前や裏に進まないのである。前線3人は厳しいマークを受けていて、前を向いてボールを持てる場面も少なかったような。岡山も時折素早く攻めてくるも、中央はDFがきっちり守っているのでまあ安心、サイドでフリーになられることは多かったが、相手のセンタリングの精度の低さに助けられた。試合が停滞(拮抗ではなく)した感じで、このまま前半も終わるかと思っていたら、中盤左寄りのマルチネスが長いサイドチェンジを右に送り、前のスペースで受けた酒本がアーリークロス、DF2人につかれながらも点で合わせたカイオのヘディングで先制点。スペースがあり守備の手薄な右サイドを見つけて素早く展開したマルチネスの判断力、見事なクロスを上げた酒本の技術、そして囲まれながらも決めたカイオの強さ。見事な流れのゴールであった。ここから試合がぐっと動き出し、カウンターではね返されたボールを再び奪った岡山がGKと1対1の場面もつくるも、ここはキムが見事にセーブ。すると今度は中盤で相手からボールを奪ったカイオが自分で持ち込み、後ろから猛スピードで上がってきた乾に流して、乾がゴールを決めて2点目。
 後半早々にも、相手の攻めのはね返りをマルチネス(かな)から素早く前に、乾が受けてドリブルで持ち込み、追い越してきた香川に流して3点目。その後もがむしゃらに攻める岡山をはね返してセレッソがカウンターという感じの展開が続いて、そんな形から香川が決めて4点目。このゴールの直後、香川はお役御免で柿谷に交代。この辺から岡山はゴール前のFWに長いボールを送るようになるのだが、そんなボールの競り合いの中で相手を倒してしまい、PKを決められて1点を失う。取られたことが悔しかったのか、セレッソもなぜか焦って攻めるような感じになり、両チームの打ち合いという展開に。互いにゴール前に攻め込む中、チャンスが多いのはセレッソの方なのだが、そこで決めきれないまま打ち合いは続いていき、そのまま試合は終了した。
 ?マークを感じたのは主に2点で、一つは前半の得点が入るまでの攻め。ポゼッションはするが、どうしても足元足元でもらいがちで、動いて受ける形がない。相手の出足が速かったのはあるが、あのような相手の守りを崩し切ることが出来ないと、シーズン終盤になって相手が勝ち点1でよいと割り切って守りを固めた時に厳しいのではないかと。それが出来るだけのメンバーが揃っていると思うのだが。1点目の素早くサイドを変えた形以外は、結局相手の守備が整う前に前線3人が素早く仕掛けるいつもの形だったし、これ以外の得点パターンを増やしていかないと。もう一つは後半の試合の進め方で、4点取った時点でもう試合はほぼ決まっていたのだから、まともに攻め合わずにうまくいなせばよかったのではないかと。最後の打ち合いは幸い失点しなかったからよかったが、得失点差などを考えると無駄な失点は避けるべきであり、もう少し落ち着いて試合を進めればよかったのでは。セレッソもJ2では間違いなく強豪なのだから、それくらいの横綱相撲をみせてほしいのだけれど。ついでに?マークをつけるなら、香川と交代で入った柿谷の姿勢。先発で出ている乾が試合最後まで走り回っているのに、柿谷にはどうもそういう必死さが見られなかった気がする。GKと1対1になった絶好のチャンスも力ない中途半端なシュートで終わったし、軽率なプレイからボールを奪われるシーンもあったし。そのあたりももう少しなんとかならないものか。

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2009年4月11日 (土)

真夜中の大阪を縦断する

 事故により新幹線の到着が大幅に遅れ、接続電車もなく家までたどり着けなくなった中で、「家まで歩いて帰る」というアイデアがふと浮かんだ。調べてみると距離にして14km程。昔旅行に来た時に梅田から環状線内を縦断したことはあるし、家から天王寺までは何度か歩いていて、なんとなくなら道は分かる。季節も春になって夜中も寒くなくなったし、このところの運動不足解消にもよい。なにより、真夜中の大阪の街を歩く機会など、そうないではないか。などと考えて、多くの乗客で混乱する新大阪駅を、深夜1:30に出発。
 まずは新御堂筋を歩いて、淀川を渡る。新淀川大橋は思ったよりも距離があって、かつ比較的狭い歩道のすぐ隣を高速道路であるかのように車が飛ばしていくものだから、出発早々にして気分が萎えてくる。気力をしぼって橋を渡り切り、人気のない豊崎あたりを抜けて、2:00頃に梅田というか茶屋町付近に到着。見知った風景に少し安心しつつ、そのまま南へと進む。道の両脇は繁華街で、深夜だというのに人通りが多い。帰ろうとタクシーを待つ人も多いけれど、これからまだ飲み歩こうかという雰囲気の集団も結構いる。こういう光景を見ると、本当に「未曾有の不況」なのだろうかとも思ってしまうのだが。
 中之島の手前で御堂筋と合流し、大阪市役所の前を進む。大阪市民だというのにまだ一度も市役所には来たことがなかったので、こういう建物だったかと、改めて確認。ここから続く御堂筋沿いは、なかなか素晴らしい風景である。大変広い幅員の道路の両脇に、高さを揃えて整然と並ぶビル達。単に形が整っているだけでなく、何か品のようなものすら感じさせる設計である。歩道に沿ったビルの1階部分も、人に見られていることを意識しているというか、きちんと“外向き”の顔をしているのがよい。人のほとんどいない静かなビル街を楽しみつつ歩き、2:30頃に本町付近、船場センタービルのあたりへ。
 しばらく進んで心斎橋あたりに来ると、また人の数が増えてくる。飲み街があるのは東に何本か入ったあたりだから、御堂筋にいるのはそこから帰ろうとタクシーを待つ人々である。土日を控えての金曜日の夜、かつ4月始めということもあって、歓迎会を終えた雰囲気の会社員グループが多い。で、道頓堀あたりまで来ると、年齢層はぐっと低くなって、大学生くらいのグループが騒いでいたり、若いカップルが何をするというわけでもなく道ばたに座っている。わずか数百メートルでこれだけ街の雰囲気も客層(?)も変わるとは。実にモザイク的な街である。
 南海なんば駅にぶつかったところで、東に向かい、日本橋の方へ。西日本を代表する電気街だと聞いてはいたが、実際に来るのは初めて。確かに多くの電気店が並んでいて、秋葉原のような雰囲気を醸し出している。アニメ系のショップやメイド喫茶的な看板が多く見受けられるのも秋葉原的。昼間に来たらもっと面白いだろうと思いつつ(深夜なのでシャッターは全て閉まっている)歩いているうちに、3:00になる。
 思った以上に長く続いた電気街を歩き切り、高速道路をくぐり抜けると、目の前には明るく輝く通天閣が。この時間になっても電気がついているとは知らなかった。せっかくなので通天閣の下を通り抜けて、新世界を歩くことに。さすがにこの時間だと、名物の串カツ屋も開いていないだろうと思っていたのだが、2〜3軒はまだ営業していて、店の中にもそれなりに人がいる。揚げたての熱い串カツと冷たいビールの組み合わせに一瞬惹かれたのだが、ここで飲み食いしたらもう歩く気力は失せるだろうと思い直し、そのまま通過。日中は騒がしく若干あやしい雰囲気も感じる新世界だけれど、深夜はすっかり寝静まっていて静かなのであった。
 そのまま南へ抜ければよりディープなエリアになるわけだが、さすがにこの時間に行くのは少々怖かったので、大阪市大病院の前を通って、そのまま天王寺駅へ。このあたりも繁華街ではあるので、飲んだ後の人々をそれなりに見かけた。あべの筋を南へ少し下って、高速道路の下を歩いてあびこ筋方向へ。文の里駅にたどり着いたあたりで3:30。この辺からは日常の生活圏といってもよいので、道に迷う心配もすることなく歩くことが出来る。昭和町そして西田辺と見知った道を歩いて、自宅に到着。4:00少し前であった。
 新大阪から南田辺までと、大阪を縦断するように歩いたわけだが、2時間30分と思った以上に早く着いてしまった。途中全く休むことなく早足で歩き続けたからかもしれないが、こんな時間で着いてしまうとは、大阪は広いようで実は狭いのかもしれない(梅田で終電をなくしても2時間で帰れるわけだ)。家に着いた時にはさすがに疲れ切っていたが、普段はまず観ることのない、深夜の大阪のいろいろな面をみることが出来たのは貴重な機会ではあった。普通は歩かないだろうし、同じ状況でもう一回歩けと言われても、多分歩こうとは思えないだろうけど。

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2009年4月10日 (金)

新幹線、止まる

 日帰りの東京出張を終えて乗り込んだ、新大阪行き最終の2本前の新幹線が、21時半ごろに小田原駅の手前当たりで突如スピードを落とし、そのまま止まってしまった。アナウンスによれば、線路内に人が入り込んだので安全確認中だとのこと。以前もそんなことがあったので、まあそのうち動き出すだろうと思っていたのだが、何十分経っても一向に動こうとしない。そのうち、小田原駅で先行する列車に人が接触したとの情報が流れ、さらには駅ホームと車両について警察が現場検証中とのこと(後で調べると、線路に入り込んだ人が通過列車にはねられたとのことだった)。
 こんなふうに車内で無駄な時間を過ごすくらいなら、出席した研究会の後そのまま飲み会に参加して、実家にでも泊まって翌日帰ればよかったと後悔したのだが、もちろん後の祭りである。前回のトラブルの時も確か泊まるか悩んだあげくに、翌日を有効に使うために帰ったのであった。帰ろうかどうしようか悩んだ時には、素直に(?)帰らずにいたほうがよいのかもしれない。
 結局、90分近く止まった後にようやく動き出したものの、トラブルのあった先行列車の乗客を救済するために途中駅で止まったりしたため、新大阪駅に到着したのは2時間近く遅れた深夜1時過ぎ。もちろん接続する列車はとうの昔に終わっている。列車を降りて改札に向かうと、そこには人だかりが出来ていて、駅員らとなにやらやりとりをしている。どうやらトラブルのあった件の列車の乗客は払い戻しが受けられるようであるが、その他の遅れた列車の乗客には払い戻しがないようで、それを巡ってのやりとりや払い戻しのための列が出来ているようであった。
 当初は私もJRの対応を聞いてみようと思っていたのだが、疲れといらだちとやりきれない怒りを抱えた人達が発している、なんともいえない黒く淀んだ雰囲気を目の当たりにすると、もうそんな気力もなくなってしまった。接続列車のない人達のために、ホームにはいわゆる“列車ホテル”が用意されていたのだが、この淀んだ雰囲気の中にいると心底疲れてしまいそうだったので、とにかくその場を離れることとした。
 改札を出ても人は大勢いて、タクシー乗り場にも長い列が出来ている。これはどうしたものか…と途方に暮れたのだが、その時ふっと頭にあるアイデアが浮かんだ。この無為な時間を少しでも有効に使い、飲み会にも出ずに帰った後悔を少しは和らげ、かつ列車ホテルで泊まるよりも早く家に帰り着く方法。ここから家まで「歩いて」帰るというものである。早速ネット接続して距離を調べてみると、14km程度とのこと。それなら3時間強で家にたどり着くだろうから、朝5時まで列車で過ごしてから帰るよりも早いはず。
 かくして、一抹の不安を抱えつつも、新大阪駅を出発したのであった(つづく)。

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2009年4月 7日 (火)

快勝と言われるものの:ACL SAFvs鹿島

 ACLの第3戦、アウェイ・シンガポールでの試合。本当は現地に行くつもりで、ガイドブックを買って予定を立ててチケットも探してホテルもチェックしたものの、明日の午後にどうしても外せない仕事があり、無理をすれば試合終了後深夜1時現地発の飛行機で帰れば間に合うのだが(朝8時過ぎに関空着)、さすがに厳しいということで断念。今週末締切の仕事もあったことだし。
 ということで、TV観戦となったわけだが、結果は4-1で勝利。ニュースでは「快勝」と言われているものの、内容としてはそう楽なものではなかった気がする。
 試合開始直後は勢いよく攻めたものの、なかなかチャンスをつくれず、そのうちに徐々にペースダウン。ボールを保持してゆっくり攻める中でミスが目立つようになり、そこからカウンターで危うい場面をつくられてしまう。この辺は先のアウェイ水原戦に近いなあ…と不安を感じていたのだが、右サイドをワンタッチでつなぐ攻めからのクロスをボレーで合わせた本山のシュートで先制。これでやっと落ち着いてみられると思いきや、直後のFKでマークをミスした選手に頭で合わせられて同点。鹿島はここから改めて攻め直すが、中盤ではボールは回るものの、ゴール前にはうまく入り込めないままに時間が過ぎていく。相手のCKかFKでまた危ないと心配したところをはね返したところから、速いカウンターを仕掛けて、長い距離を走った内田が決めてようやく勝ち越して前半終了。
 後半開始後も鹿島が勢いを取り戻して攻め、右サイドを崩したマルキのクロスに大迫が頭で合わせて3点目。その後も引き続き攻めて、チャンスはつくるものの追加点を奪えずにいると、相手は長いボールをゴール前に放り込んでくるようになり、そんな形からゴール前で競り合った内田が相手FWを倒してしまい、PKを取られる。これで1点差となると危険だ…と思っていたが、曽ヶ端が見事にコースを読んで腕1本で止める。ここからは相手が放り込んだボールを鹿島が奪って速く前へ展開、というような形で試合が続き、ディフェンスの裏を何度も取るものの、GKに止められるなどして決められない。試合終了間際に右から送ったクロスが相手DFに当たるラッキーなゴールでようやく追加点を挙げたものの、チャンスを決められないという印象が残ってしまった。
 30度近い暑さという状況では仕方ないのかもしれないが、中頃の時間帯で若干集中力がかけた様子がみられたのは残念だった。特に後半の選手交代する前の時間帯は、動きの量も質もアイデアもすっかり枯れてしまったような感じで、危ない雰囲気だったように思う。もしも現地で観ていたら、心配で見ていられなかったか、激怒して叫んでしまったことだろう。ああいうところでもきっちりとゲームが出来ていれば、安心してみられるのだけれど。
 まあ、とにかく勝ったことで、水原や上海と勝ち点が並んで(上海が水原にホームで2-1勝利)、地力で1位通過が可能な状況となった。残り3試合のうち2試合はホームだし、まずは次のSAF戦をきっちり勝ち、水原にリベンジを果たした上で、最終戦のアウェイ上海戦に乗り込んでもらいたいものである。上海には今度こそ参戦する予定にしているので、厳しい状況だとは思うが、きっちりと1位通過を決めてほしい(もちろん、それまでに決めてくれてもよいのだが)。

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2009年4月 5日 (日)

打てども決まらず:C大阪vs甲府

 今シーズン初のスタジアム。開幕後1か月もの間、一度も生観戦しなかったというのもめずらしい。その間、鹿島は素晴らしい開幕戦の後ACLで調子を崩してそこから見事に復活して2位、C大阪の方は開幕5連勝で首位と、それぞれ悪くない出だしである。
 大阪2年目の今年は、東京出張も減るので、おそらく鹿島に行ける機会も少なくなるだろう。その分地元長居でC大阪を観戦したい。年間パスポートも買ってしまったし、今シーズンはC大阪の昇格をぜひ見届けたいものである。
***
 試合開始直前にスタジアムに入ってみると、昨シーズンとはちょっと違う雰囲気。プロの歌手がアンセムを歌うなどの演出もあり、サポーターの声もかなり出ていて、全体的になかなか良い感じである。雰囲気が良いのでチームが好調なのか、チームが好調なので雰囲気が良いのか、どちらかは分からないが、とにかくいい流れだろう。
 試合の方であるが、出だしはセレッソがなばたばたしていて落ち着かなかったが、10分過ぎに1本速いカウンターを見舞ってから徐々にリズムをつかむ。中盤マルチネスからの縦パスを香川が受けた瞬間に、前線のカイオ・乾が左右に走り出し、3人でゴール前に素早く攻め込んでいく様子は、なかなか壮観である。そんな感じの速い攻めを何度かみせ、シュートも放つが、残念ながら決まらず。そのうち甲府が守りの意識を高めるようになると、なかなか攻め込めなくなり、個人で無理に突破を試みたり、ボールを持ち過ぎたりする、昨年もみられた悪い形が出てくる。そこで奪われて攻め込まれると、全体が前掛かりになっているので、どうしても守備が後手に回ってしまって大変危険である。引き続き攻めもするのだが、微妙なところでオフサイドを取られたり、ファールを取ってもらえない状況も続いて、いやな雰囲気のまま前半が終了。
 後半はセレッソが最初から一気に攻めに出る。ボール回しを早めたことで甲府ディフェンスがついていけなくなり、裏に抜け出したカイオや香川が絶好のチャンスをつくるも、最後でシュートが決まらない。その後もセレッソがボールを保持して攻め、厳しい当たりで奪った甲府がカウンターという展開が続く。良い形でシュートまでは持ち込めない甲府に対して、セレッソは香川・乾の中央突破やマルチネスのミドルシュートで、何度も惜しいシーンをつくるのだが、相手GKの攻守にも阻まれて得点出来ず。シュートを外しまくっていた乾に代えて柿崎を送り込むなどして残り時間も攻め続け、決定的なシーンを2・3回はつくったのだが、結局決められずに試合は終了してしまった。
 試合後に大きなブーイングがあったように、確かに審判の判断に変なところもあったが、それ以前にあれだけあった決定的なチャンスを一つでも決めていればよかったのであって、自滅というか運がないというか、そう言うしかない。しかし、相手ディフェンスを見事に崩してゴール前まで至るのに、最後のところでシュートが枠に行かないとは。盛り上がった直後に何度深いため息をついたことか。
 これでもまだ負けなしで首位をキープなのでよいけれども、こういう勝てた試合をきっちりものに出来ないと、後で困ってしまうのではないかという気もする。

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2009年4月 4日 (土)

SLTの再合流に思う

 5年近く活動を休止していたSing Like Talking(SLT)が、5月に大阪であるイベントライブに出演するという。友人からメールで知らせを受けて、驚いたと同時に、大変嬉しく思った。なにしろ、彼らがまだ全く知られていない頃(もう19年前だ)からのファンで、一時期は本当に入れ込んでいたから、そのバンド(ユニット)がまた集まってライブをやるというのは、本当にありがたい。しかし、冷静になって考えてみると、いろいろと不安も感じてしまうのである。
 まずは今回のライブで何を演奏するのかということ。ライブの紹介によれば、「20年間のRADIO HITSで綴る」とあるから、基本的には昔の有名曲をやるということだろう。となれば、「La La La」か「Spirits of Love」あたりの、良く知られた曲が想定されるわけだが、そういう「定番曲」のみを演奏するというのは、どうも彼らの姿勢や主義主張と合わないような気がする。彼らは、時にはリスナーを裏切ってまで、常に新しい音楽性を追究し続けてきたでのあって、そんな彼らが昔の(比較的)メジャーな曲を懐古的に演奏する姿というのは、あまり想像出来ないし、またそうあってほしくないとも思ってしまう。
 また、今回のライブが、バンドとしての活動再開に繋がるのかということ。ライブをきっかけに、3人での音楽制作が再開されて、新しいアルバムの発表にまでつながってくれれば言うことはないのだが、単なるイベントのための演奏だけで終わってしまうのだとしたら、大変残念である。いかに重要なイベントであったとしても、今後の活動にはつながらない、ただ昔を懐かしむような形であの3人が集まるというのも、想像出来ないし、やはりそうあってほしくない。少なくとも、今後の展開や方向性が見いだせるような、新しい何かは提示してほしいのであるが。
 思い入れが強かったバンドなだけに、集まって演奏してくれること自体は言うまでもなくありがたいのだが、それが単に懐古的で今後に繋がらない、形だけの「再合流」で終わったのだとしたら、SLTがSLTたる所以が失われてしまうような気がして、その時にはきっと大きな失望を覚えるに違いない。こんな考えは、全て杞憂に終わってくれればよいのだけれど。

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