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2009年7月29日 (水)

行かなくてよかった…

 今日の東京出張のついでに、等々力でのナビスコ川崎戦を観ようかと思っていたのだが、会議が長引き(というかその後の雑談が楽しかったので)、終わってみると午後7時近い。これから行っても当然キックオフには間に合わないが、後半にはなんとか間に合う。等々力では後半から半額で入れるというキャンペーンをやっているのは知っていたので、行こうかどうか迷ったのだが、あまりにギリギリすぎるということで諦めたのであった…が、この判断が結果的には幸いしたと思う。行かなくて本当に良かったという感じである。
 なにしろ、もう勝ち抜けが決まろうかというロスタイムのぎりぎりの時間に決められて同点。それが後を引いたのか、延長戦では2点もとられて敗退したのだから。もしも現地にいたならば、同点の時点で大いに失望し、その後の失点で完全に絶望したであろう。でもって、帰りの最終新大阪行きの新幹線には間に合わなかったのだから(21時に終わっていれば間に合うのであった)、もうとんでもない痛手である。
 サポーターというのは、「自分が行って応援しなかったからチームが負けたのだ」と、チームの結果と自分の行為とを直接結びつけて反省するもので(両者の間に因果関係はないのだろうが)、そう思う部分もないわけではないのだが、今回に限っては行かなくてよかったと思ってしまう。もしも行っていたならば、ここまで地道に続けてきたリハビリもむなしく、また心に大怪我を負っていたであろう。直りかけのところでさらなる打撃を受けてしまえば、きっとしばらく立ち直れなかったに違いない。それこそ今シーズンはもう再起不能だったかもしれない、と思う程である。
 こうなると、また一からリハビリをやり直さなければならないようである。距離を置いて様子を観つつ、徐々に慣れていき、楽しめるように持っていく。先は約1ヶ月で回復しつつあったが、今回はもっと長い期間かかるだろうか。それとも一度経験している分、期間は短くなるだろうか。いずれにせよ、鹿島の試合をスタジアムで見るのは、当面の間おあずけになりそうである。

後日談:土曜のリーグ対広島戦も負けてしまい、連続不敗記録は途切れ、2位以下との勝ち点差も縮まってしまった。こういう時だからこそ応援するのがサポーターなのだろうが、今の心境ではますます距離を置きたくなってしまうのである。

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2009年7月27日 (月)

関西に残るか、関東に戻るか

 先日、東京と大阪の音楽事情の差という話を書いた。引っ越し当初はともかく、その後はそういう比較はあまりしていなかったのだが、ここに来てこんなことを考え始めたのは、この先の身の振り方を少々考えているからであり、現在の職の任期が残り1年半程になったので、そろそろ次のことを考えなければならないのである。
 研究者の場合、基本的には大学の職を探すことになり、大学というのは地域に根ざしているわけだから、おのずとどこに住むかも含めて仕事のことを考えざるを得ない。でその際には、現在住む関西で出すか、それともこれまで長く住んできた関東で出すか、あるいは行ったことのない地方に出すか、という選択肢がありうる。
 関西というか大阪は、(夏の暑さを除けば)住むにはよいところだし、街がそれぞれ個性的だし、まだ1年半程しか住んでおらずまだまだこちらのことが分かっていないから、もうしばらくはいたい気がするのだが、こちらで職を見つけてこの先5年10年と住むとなると、やっていけるのかどうか少々不安にもなる。現在のような、ある意味で長期滞在の旅行者的な立場とは違い、こちらに根付いて暮らすとなると、また違った難しさがありそうな気もする。
 一方で、関東は慣れてはいるし、先にも書いたように文化やエンターテインメントのレベルは確実に高いし、サポートするチームである鹿島アントラーズもある。親族もいるし、知人も多いし、今後長く住むことを考えればより安心は出来るが、生活のしやすさという面では、関西にはやはりかなわないような気がする。住む場所がどうのなど言っていられない状況ではあるのだが、個人的には仕事だけではなくプライベートな時間も充実させたいので、その辺は考えざるを得ないのである。
 職に応募したからといって決まる可能性は非常に低いので、こんな話は「捕らぬ狸の皮算用」に過ぎず、とりあえず出した上で通ってから考えればよいではないかと思われるかもしれないが、この業界の場合は決まってから断るというのは(おそらく)言語道断であり、また先に決まったところをどうしても優先せざるを得ない(のだと思う)。しかも細かい業務内容や勤務条件は応募時や決定時にはよく分からず、採用されてから初めて分かるという部分もあるので、とすれば「ここならば行ってもよい」と思えるところにしか、なかなか出せなかったりするのである。
 公募の情報を調べていて、いくつか出せそうな話が関西・関東それぞれでないわけではないので、さてさてどうしたものかというところ。それにしても、数年に一回はこういうことを考えなければならない状況が、この10年程続いているというのは、なかなかつらいものである。

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2009年7月25日 (土)

リハビリ進行中

 「鹿島の試合はしばらく観ない」と言ってから1ヶ月。それ以来久しぶりにTVで試合をリアルタイム観戦する。試合はホーム・カシマスタジアムでのレイソル戦。
 前半は監督が替わり意気上がるレイソルの勢いに抑えられ、終了間際に中盤でとられたところから攻められて、スルーパスになんとか当てたボールが不運にも逆サイドの相手選手に渡ってゴールを決められる。後半の出だしは攻め込まれるものの、徐々に鹿島の勢いが増して、左サイドへの大きな展開からの新井場のクロスをマルキが決めて同点。その後も攻め続けるが、柏の体を張った守りを崩し切れず、引き分けで終わる。
 …といった、見方によっては歯がゆく苛立ちそうな試合でもあったが、比較的冷静に観戦することができ、結構楽しむことが出来た。もちろん負けなかったからこそそう言えるわけだが、楽しめたのはこの間続けてきた「鹿島観戦に向けたリバビリ活動」の効果だとも言えるかもしれない。
 観戦をやめるきっかけとなった6/24のACL敗退の後、しばらくは結果をWEBやニュースで確認するにとどめ、7/5のリーグ対川崎戦で結果を知った上で録画した試合を観戦、そして7/15のナビスコ対川崎戦ではネットの音声中継でライブで経過を追う…という感じで、徐々に試合に直に接するようにしていって、本日のTV生観戦に至ったわけである。距離をおいて冷静になってから、少しずつ関係を深めていったことで、サッカー観戦(というか鹿島観戦)の楽しさを取り戻すことが出来たのではないか。
 とここまで来れば、次はいよいよスタジアム観戦になるわけだが、関西でやるのは8/19のアウェイ・神戸戦となるが、今週の東京出張のついでにナビスコ・アウェイ川崎戦という手もあるかもしれない。いずれにせよ、まずはおとなしくならざるを得ない(?)アウェイで観てから、ホーム戦へと足を運ぶことが出来て、はじめてこの「リバビリ」も完了と言えるのだろう。さて、完全復帰のその日はいつになることやら。

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2009年7月23日 (木)

東京と大阪の大きな差

 昨日のライブに関する雑感で、大阪と東京の差について少々書いたが、そういえば最近こんなニュースもあった。年末の室内型フェス「COUNTDOWN JAPAN」が、今年は大阪では開催されないというのである。WEBに書かれた理由を読むと、「東京=幕張との同時開催の調整が困難」「大阪の動員数では成り立たない」ということらしい。このフェスに行ったことは東京も大阪もないのだが、そんなに大阪はお客が少なかったということか。
 その辺の事情は、今年夏に行われる「SUMMER SONIC」にもみられる気がして、東京と大阪の出演者には大きな差があるような。もちろん人それぞれ趣味は違うから、大阪のラインナップの方が好きな人もいるだろうが。確かこのフェスは、昔は東京と大阪とで全く同じ出演者が観られる(東京組と大阪組が1日で入れ替わる)のがウリだった気がするのだが、年々両者の間で差が大きくなり、東京でしか観られないアーティストが増えてきたように思える。
 やはり、東京の方が観客が多いのでそちらに重点を置く、国内アーティストは東京在住が多いので地元に集中する、ということなのだろうか。その構造はフェス以外でも同じで、通常のコンサートやライブも、完全に「東京でしか」というものが増えているのではないか。
 例えば、昔ブルーノートが全国にあった時には、東京・大阪・福岡で同じアーティストが連続して公演をやっていたのだが、徐々に福岡が置いていかれたような覚えがあり、その後店の系列がいろいろと変わる中で、東京/大阪/福岡は全く別のプログラムになってしまった(福岡は閉店したし)。今年の夏にブルーノート東京で行われる、矢野顕子トリオ(ウィル・リーにクリス・パーカーとは!)も、東京だけで大阪ではやらないし。
 面白いものやしっかりとした内容のライブを観るには、東京までいくしかないのだろうかという感じである。そのあたりは現在大阪に在住する者としては大変悔しい。とはいえ、背に腹は代えられないので(意味が違うか)、今年の夏も「WORLD HAPPINESS」を観に東京まで足を運ぶことにしたのだけれど。こんなメンバーは間違っても大阪では集まりそうにないからなあ…。

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2009年7月22日 (水)

最近のライブ事情に思う

 ここ数日、ライブ関係でいろいろ思うことがあったので、つれづれなるままに。
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○近年はすっかり「フェス」が流行っていて、夏場などはこの形態以外のライブはあまりないのではないか?と思える程である。多くのアーティストが一度に観られる意味でリスナーとしてはありがたいのだが、本当に好きなアーティストだと1時間弱の演奏は短すぎるし、やる方もどこか物足りないのではないか。
○それでもフェスがこれだけ増えるのは、なんとなく「ライブ」の持つ訴求力が弱まっているのではないかという気もする。一アーティストでは人が呼べないから、多数を集める。音楽だけでは満足してもらえないから、野外とかで“雰囲気”をつくり、食事もいろいろと用意して、付加価値をつける…というか。そうしないと人はライブに足を運ばなくなってしまったのでは?とも思ってしまう。
○フェスのお客の聴き方も、お目当てのアーティストをじっくりと聴くという人がいる一方で、興味のある人をいろいろと聴いて回ってみるという人も多い気がする。好奇心旺盛で新しいものをいろいろと知りたいのだ、とも言えるかもしれないが、ある意味ではテレビの「ザッピング」に近い気もする。つまり、「流し観(聴き)」しているのであって。
○フェスが盛況になる一方で、最近はホールクラスのライブがすっかり減っている気がする。大阪に来たからだからかもしれないが、千人超規模のホールでやるアーティストはわずかなような。その分、広めのライブハウス(なんばHatchなど)にシフトしているのでは。
○そんなにはお客を呼べない人達は、大阪の場合、数百人規模のライブハウスで、しかもジョイントでやっているように思える。東京だったらワンマンでライブハウスが埋まりそうなアーティストが、大阪だと2〜3組集まってやっているような。おかげで一組当たりの持ち時間は短くてもの足りず、だったら無料のイベントライブか夏のフェスでみられればよいや、とか思ってしまい、ますますライブから足が遠ざかる…という悪循環が起こってしまっているふうにも思える。
○一方で最近増えているのが「カフェ」でのライブで、比較的落ち着いた音楽をやっている人達は、そういう場所にシフトしてきているようである。雰囲気のよい店で、お茶やお菓子を楽しみながら、ゆっくりと音楽を楽しむ。そのコンセプト自体は良いのだが、いかんせん四十近い男性にとっては、カフェライブはとても行きにくいのである。なぜなら、雰囲気に合わず浮いてしまいそうだから。私はカフェでやるようなアーティストが結構好きなので、こういう流れは少々困ってしまうのである。
○しかし、日本第2の都市・大阪でもこうなのだから、地方都市になればもっとお客は少なく、かつライブの頻度も少ないのだろう。そういう意味では、音楽文化に関しては、完全に東京一人勝ちという感じがする。あまり良くないことだと思うのだけれど。

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2009年7月19日 (日)

本日の購入CD@Tower新宿

 出張途中の空いた時間に立ち寄る。見るだけで買うつもりはなかったのだが、試聴するうちについつい買ってしまうから怖い。この店では面白いものがみつかりすぎるような。やはりタワー新宿は強い。

○「Groudscape」Be the Voice
 4年ぶりの新作(らしい)。歌声と生音と打ち込みとが絶妙にマッチした素敵な音。「Drawing」というアルバムが好きだったのだが、その頃を思い起こさせるような、気持ちよさである。
○「2009042509p.m.」otouta
 Fishmans/Polarisのベーシストを中心とするグループのライブ盤。低音の効いた気持ちよいグルーブの上で主にピアノがメロディをとるインストもので、雰囲気としてはPolaris+(歌のない)Nathalie Wiseという感じか。完全に私好みの音である。
○「Ivan Lins & The Metropole Orchestra」
 ブラジル・ポップス界のベテラン(と言ってよいのだろうか)の新作。タイトル通りオーケストラと組んで、彼の代表曲を演奏しているのだが、音の厚みが曲の良さを引き出しているような感じ。聴くのも買うのも久しぶりだが、やはりこの人の曲と歌は素晴らしい。
○「accidental tourist」Serph
 試聴して気に入って即買い。音の雰囲気はエレクトロニカ的だが、生音がかなり使われていて、フュージョンっぽい感じがするのも面白い。リズムも効いているし、メロディもポップ。私の場合、メロディとリズムがしっかりしてないとだめなようである。

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2009年7月13日 (月)

リアクション・ライフ?

 プライベートも最近今ひとつだが、仕事の方も、ここ半月から一ヶ月は、すっかりスランプである。仕事が手につかないというか、集中して頭を使ったり作業したり出来ないのである。仕事が進まないから自己嫌悪に陥って、そのためにさらに集中出来ず作業も進まないという悪循環。
 そんな中でも一応それなりに仕事はしているのだが、その多くはメールを返したり、会議で相手の意見に反応したりするものが大半。相手が投げてくるボールを反射的に打ち返しているという感じで、一見働いているようには見えるし、一応物事が前に進んではいるのだが、実のところそんなに深く考えて返しているわけではなかったりするし、自分から何か新しいものを立ち上げている/つくりあげている感じでもない。
 相手に攻めのイニシアティブを握られた上で、それをはね返す形でしか攻めないサッカーを「リアクション・サッカー」と呼び、自ら試合をつくらないという意味で批判的な形でつかわれたりもするのだが、今の私はリアクション・ワークというか、リアクション・ライフという感じである。まあ、リアクションでもまだ返しているうちはよいのかもしれないが、これでアクションが来なくなったらすっかり動けなくなってしまうような気もするし、そのうちリアクションすら出来なくなりそうな気もする。
 などと考えてみると、今の時代は、こういうリアクション・ライフな人が増えているように思う。今の私のように、言われたことをやる、投げられた仕事を返すことしか出来ないような人が多いのではないかと。一方で、アクション・ライフな人々、自分で新しいことを立ち上げて動いていけるような人達もいるわけで、ごく少数のアクション・ライフな人々の下で、多くのリアクション・ライフな人々が働くというような状況が、生じているような気もしないでもない。この両者の間では、収入の格差が広がるだけでなく、やる気や生き甲斐という点でも、格差がどんどん広がってしまうような気がする。
 とはいえ、一旦リアクション状態になると、そこからアクションに変えるのはかなり難しいわけで。サッカーでもそのような切り替えをするにはかなりの時間がかかり、しかも結果を出しながらでは難しい。そういう切り替えが出来る時間的・精神的な余裕があればよいのだが、リアクションをしている限りはボールを打ち返し続けなければならないわけで。一旦リセットしてやり直すくらいの覚悟がないと、なかなかうまくいかないのかもしれない。

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2009年7月12日 (日)

力負け:C大阪vs湘南

 最終スコアは4-3。こういう数字だと、これまでは普通セレッソの勝利を意味していた。点は取られるが、それ以上に点を取るのが、セレッソのスタイルだからである。しかし、今日に関しては、点の取り合いに負けてしまった。完全に力負けと言わざるを得ない。
 前半は総じてセレッソのペース。乾・小松という前線の選手を欠くが、戻ってきたカイオと前に上がった濱田とが、その穴を感じさせないような攻めを見せる。特に濱田は積極的にシュートを打ち、惜しい場面をいくつかつくっていた。乾がいる時のような前に速い攻めはさすがにみられないが、濱田のところでボールが落ち着きタメがつくれるので、その分香川やカイオの飛び出しをうまく活かせていたようにも思う。いい形で攻めていたのだが、徐々に湘南のカウンターも効果を挙げはじめ、サイドからのボールを中央で落としたボールをボレーで決められて失点。上手いシュートだっただけにやむをえないが、相手2人にディフェンスも2人いたのだから、なんとかならなかったものか。いやなムードが漂うが、濱田のミドルがはじかれてからのCKを、再度蹴った濱田が直接決めて同点。その後もセレッソが攻め、湘南がカウンターという形が続いたまま、前半が終了。
 後半の出だしもセレッソが攻めて、セレッソらしい細かいパスでの中央突破から香川が抜け出して逆転。しかしその直後、カウンターで抜け出した相手FWをGKが倒してしまい、PKを決められて同点に。ここも一人DFが付いていたのだから、GKが無理して体を当てに行く必要はなかったと思うのだが。追いつかれたものの、セレッソの選手も意気消沈することなく走り続けて、今日は乾の分まで走っていたかのような香川のドリブルがエリア内で止められてPKに。一度やり直しになるも二度目もしっかりと香川が決めて再び逆転。このあたりからセレッソは若干個人で攻め込みがちになり、ドリブルを複数で囲まれて奪われたところから、危ないカウンターを食らい始める。湘南は奪ったらすぐにサイドに開いたFWに送り、上がっていたセレッソのウイングの裏をついて攻め上がり、3バックの一方を引き出したところで、中央のFWや逆サイドに上がったMFにクロスを送る。それを繰り返してセレッソの右サイドを破り、同点ゴールは逆サイドへのクロスをボレーで決められ、逆転ゴールは中央で受けたFWが落としたところに走り込んだMFが決める形であった。セレッソも攻め、左サイド石神のクロスをカイオが頭で合わせるが枠外、交代で入った苔口が惜しい形をつくったりもしたが、十分にいい形をつくれないままに試合は終了してしまう。
 3点をとったのだから、攻めに関しては乾ら抜きでも機能していたわけだが、守備がここまで破られてはどうしようもない。攻撃で奮闘した香川は守備陣の脆さを批判しているようであるが、攻めている時に奪われてカウンターの原因をつくったのは、攻撃陣だったともいえよう。一旦は勝ち越したのであるから、攻め急ぐのではなく、じっくりボールをポゼッションしながらリスクを負わずに攻めるべきではなかったのか。そのあたりは、攻め始めて結果が出るとついついイケイケになってしまうセレッソの悪いクセなのではないだろうか。前から書いているように、もう少し状況をみて冷静な試合運びが出来ればよいのであるが。
 一方で、湘南の試合運びが上手かったともいえるだろう。相手の攻撃が強いことを理解した上で、守備を固めつつ奪ったら素早く相手の薄いところを突く形は、効果的であった。こういう形なら、J1に上がって強豪チームを相手にしてもそれなりにやれるのではないか。一方のセレッソは、J1に上がったとしても、ああいった個人技中心の攻めをしていたのでは、より屈強な守備陣に簡単に押さえ込まれてしまうような気がする。J2相手ならこのサッカーで勝てるだろうが、その先を見越して、もう一つ上の連携した攻めの形をつくらなければならないようにも思う。

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2009年7月10日 (金)

また一人大阪に来たる

 以前からアントラーズのサポーターで、大阪に来てからセレッソサポにもなった私としては、セレッソ所属の元アントラーズの選手に思い入れがあるわけだが、また一人鹿島の地から楽しみな選手が大阪にやってきた。鹿島入団3年目のボランチ、船山祐二がセレッソに期限付き移籍してきたのである。
 船山といえば、ハードな守備とともに、攻撃面でもなかなかのものを持っているという感じがする。守備固めに試合終盤で使われることが多く、出場機会もそう多くはなかったが、2007年のホーム柏戦、初めて先発に抜擢されたチャンスをしっかりと活かし、ゴール前の混戦から決めた決勝点のシュートが大変強く印象に残っている。昨年は飲酒運転で謹慎する期間もあったが、終盤の重要な試合ではベンチ入りし、途中出場で果たすべき役割をこなしていたように思う。
 セレッソとしては、マルチネスがいない時にその役割を埋める選手の一人として位置づけているのだろうか。展開力のあるマルチネスがいない時は、中盤底からの攻めがつくれないのが問題であり、黒木は伸びているが展開よりは守備面と攻め上がっていくところに良さがあり、濱田の方も攻めの組み立てでは物足りなさがある。その点船山なら、守備も攻撃の組み立てもそれなりにやってくれそうな気がするのである。
 これでセレッソにいる鹿島出身の選手は、羽田に石神に加えて、これで計3人に。羽田とは接点がないと思われるが、石神とは同期入団の中。コンビネーションも期待出来よう。この3人が同時に出て、若干もろいところもあるセレッソの後ろをきっちりと抑えてくれると、大変ありがたい。また、以前も書いたが、今後終盤になるにつれてより厳しい試合が増えていく中で、鹿島での経験を持つこの3人が果たす役割も大きいのではないか。その辺も含めて、大いに期待したいものである。

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2009年7月 9日 (木)

ビール業界の喜ばしい変化

 近年のビール業界は、発泡酒やらその他の雑酒やら(あれを“ビール”とは呼びたくはない)の開発をがんがん進める一方で、少々高いプレミアムビールも出すというやり方で、以前に「ビールも格差社会?」と書いたりもしたのだが、最近になって若干の変化がみられる。プレミアムではない普通価格のビールに、麦芽100%という、本来ビールのあるべき姿が増えてきたのである。
 これまで国産の普通価格の麦芽100% といえば、サントリーの「モルツ」くらいしかなかったのだが、今年の春にキリンの「一番搾り」が麦芽100%に切り替えられ、初夏にはアサヒが「ザ・マスター」を発売した。こうして麦芽100%の選択肢が増えたことは、ビール党としては大変ありがたい。
 おかげでうちの冷蔵庫には、常に上記3種類の350ml缶がまとめて常駐するようになってしまった。最初の口当たりが良くて後味に一定のコクもある「一番搾り」、コク的には若干物足りないものの爽やかな苦みがよい「ザ・マスター」、独特の甘い後味が特徴的な「モルツ」と、その時の気分や飲む順番でそれぞれ選べるのが楽しい。本当はこれらに加えて、キリンの「ハートランド」が常備出来れば言うことないのだが(一般に500ml瓶しかないが価格は普通)、うちの近くでは未だに売っている店がみつからないのが残念である。
 とりあえずはこの3種類でそれなりに満足しているので、逆に今はプレミアムビールを飲む気がなくなってしまった。時折サッポロの「エビス」を買ってみるが、最近はどうもあの味が好きではなくなってしまったほどである(いつも買う店の保存状況が悪いのかもしれないが、コクが薄まった気も)。
 このような変化は本当に嬉しいのであるが、これまでドイツ的(ビール純粋令)に言えば「ビールではない」ものばかりをつくってきたことが、ある意味で“おかしい”のであって、ようやく本来の姿になったと言った方がよいのかもしれない。

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2009年7月 8日 (水)

本日の購入CD@TOWERmini 東京駅八重洲口店

 出張の途中に立ち寄って購入。地下街にある小規模店舗だが、改札を出てすぐのところにTowerがあるのは便利である。新譜や売れ筋のものをあらかじめ決めて買う分には、この程度の品揃えで十分だし。

○「(Triangle)」Perfume
 記号化されたタイトル(なので文字が出ない)の新作。前作以上にヘビーなハウスサウンドが前面に出ていて、歌声は後ろに下がったかのような印象。さらに声のイコライジングもレベルアップしていて、元の声質がほとんど感じられない曲も。シングル曲はなんとかテクノポップにとどまっているが、全体としてほとんど歌ものハウスという感じ。capsuleも含めて最近の中田氏の重めの音は好きではないので、これは私の好みではないなあと。しかしこのアルバム、(アイドルとしての)パフュームのファンは、いったいどう思うのだろうか?
○「三文ゴシップ」椎名林檎
 先日行ったCDショップでかかっていたのを聴いて、これは!と思っていたので遅ればせながら購入。とにかくサウンドが凄すぎる。あらゆるジャンルを飲み込んで消化した、文字通りの意味で「フュージョン」した極上の音に仕立てられていて、ポップスとしての質が恐ろしく高い。ビッグバンド的なアプローチの曲も結構あって、ジャズ好きとしてもかなり楽しい。この人の放つ個性は実はあまり好きではないのだが、それでも買わざるを得ないと思ってしまう程である。
○「an anxious object」Mouse on the Keys
 パワフルなピアノとリズムの組み合わせが面白い、ジャズ・テクノユニット(とでも言えばよいのだろうか)。特にピアノの弾きまくり方がすごい。ピアノもリズムも生演奏をベースにしているから聴き応えがあって、そこにテクノ的なアプローチが加わるのも私好みである。

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2009年7月 7日 (火)

久しぶりの再会に

 アントラーズの試合はしばらく観ないと言ってから約2週間。それでも結果は気になるもので、WEB等で動向はチェックしているわけだが、すこぶる調子がよい様子である。名古屋には3-0で快勝し、昨日の川崎との上位対決も、10人となりながらも同点に追いついて引き分けに持ち込んだ。これで2位以下に勝ち点8の差をつけて、堂々首位を独走である。
 で、この川崎戦はBSで放送していたので、結果を知った後に録画したものを観てみたのだが、久しぶりということもあって、これが実に面白い。両チームが正面切ってぶつかり合って密度の高い攻防が繰り広げられ、内田の退場&PKで一旦バランスは崩れるものの、鹿島が監督の戦術と選手の頑張りで再度同等かそれ以上の展開に持ち込み、一瞬のミスを見逃さずに確実に決めて追いついて、その後も勝ちを狙って攻めた上で、最後はきっちり試合を閉じて勝ち点1を確保するという。川崎の攻めも見事だったが、それ以上に鹿島の試合巧者ぶりが発揮されたといえよう。
 きっと生で観ていれば、さらに言えばスタジアムで観ていれば、もっと面白かったに違いないと思う一方で、あんなヒヤヒヤする展開は観ていられないとも思ってしまう。試合に入れ込んでしまい、きっと楽しめないのだろうと。などと考えれば、今回のように、結果を知ってからゆっくりとTV観戦するくらいが、ちょうどよいのかもしれない。今は、再び鹿島の試合を楽しめるようになるための、いわば「リハビリ」期間なのであるから。
 このまま鹿島が2位以下との勝ち点差を増やしてくれれば、1試合の勝ち負けはそう重要にならなくなるわけで、そうなったら勝敗にこだわらず試合を楽しめるのかもしれない。早くそういう状況をつくってもらい、楽しむためだけにスタジアムに足を運べるようになればよいのだが。

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2009年7月 5日 (日)

攻め合って引き分け:C大阪vs仙台

 上位同士の直接対決。負ければ順位が入れ替わるだけに、サポーターも試合前から気合いが入った様子。大阪市民の招待デーだったらしく、久しぶりに観客は1万人を超えて、なかなかよい雰囲気である。試合前の大阪市長の挨拶も、アウェイサポを一旦持ち上げておいて落とすという、大阪らしい(?)話術で観客を盛り上げる。
 試合は、まずは仙台が攻め込んでくる。ワイドに開いたツートップ(平瀬と中島:どちらも鹿島出身ではないか)に素早く展開して、後ろからも飛び込んでくるような形か。セレッソのディフェンスは若干混乱しており、抜かれてシュートのシーンをつくられたり、GKがボールを押さえきれないなど、不安定な状況がしばらく続く。しかし、落ち着きを取り戻してからは攻勢に回り、乾・香川を中心に相手ゴール前へと攻め込んでいく。特に乾がキレていて、遠目からも積極的にシュートを打ち、また香川や小松のコンビネーションで突破したりと、セレッソらしい攻めをつくる。最後の時間帯はCKのチャンスを繰り返し得るが、それでも決められずに前半は終了。
 後半になってもセレッソの勢いは衰えず、小松・乾・香川を中心とした早い展開で相手ディフェンスを翻弄する。小松が抜け出してGKと1対1となったり、飛び込んで来た乾がそのままシュートするなど、何度か決定的なチャンスをつくるも決めきれない。セレッソが押し込む時間が続くものの、仙台もねばり強く守り切り、そこから鋭いカウンターをみせる。そんな形で奪ったCKからのセットプレイでゴールネットを揺らすものの反則のため認められなかったり、カウンターからのミドルがポストにあたるなど、かなり危ない場面もつくられる。セレッソが押し込み、仙台がカウンターという構図のまま、両者の攻防が最後まで続いたものの、結局どちらも決められないまま、引き分けで終わる。
 セレッソとしては、湘南が勝ったために首位は譲ったものの、仙台との勝ち点差をキープ出来たわけで、まあ引き分けでもよかったというところだろうか。中盤で組み立てるマルチネスがいない状況でも、これだけの攻めが出来たのは評価出来よう。あとは決められる時に決めておけばという、いつもの問題が残ってはいるが。
 次の週末も湘南との直接対決が待っており、全く気が抜けない状況。次節にはマルチネスも戻ってくるのだろうし、カイオもそろそろか。ベストメンバーが揃ったところで、ここはぜひ勝って首位を奪還してもらいたいものである。

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2009年7月 4日 (土)

Smooth Ace@南堀江knave

 昔本当によく聴いていたボーカルユニット、スムースエースのライブに久しぶりに足を運ぶ。前回ライブを観たのは2005年の10月だから、約4年ぶり。その前年にメンバーの半数が脱退して、この年は男性vo2人をサポートにやっていたと思うので、今回の男女1名ずつのサポートメンバーを聴くのは初めてである。昔のグループに大変思い入れがあった分、2005年頃のライブにはいろいろと不満を持っていて、それですっかり聴かなくなってしまっていたので、今回も正直なところ若干の不安を抱きつつも、せっかく大阪でやるのだからと観に行ったのであった。ちなみに大阪でワンマンライブをするのは7年ぶりだとか。
 曲は、去年出した5枚目の最新アルバムを中心にしつつ、古い曲やサポートメンバーの曲、カバーなども含めて、なかなかバラエティに富んでいた。覚えている範囲でアルバムごとに書けば、次のようだっただろうか(最近記憶力が落ちてきて曲順までは覚えられない…)。

1st:サクラ, Night have a morning
2nd:無敵, Drivin'
3rd:逢いたいね, 好きだけでいい
4th:これから逢いに行くよ。, Two days, one night
5th:きらめき, 桜の咲く頃に, きみがいる, 理由なきハーモニー, 恋をわたる鳥, 目を閉じれば
その他:音楽(YMOカバー:Shall We DANCE?収録), 笑顔の向こう側(前身のユニット・モモクロビッグの曲), Love you(Free Designのカバー), 曇りのち晴天なり(サポート・ハルナの曲), ペシミストのラブソング(サポート・ツヤトモヒコに書いた新曲)

 久しく聴いておらず新鮮だったからか、あるいはこの4人の組み合わせが良いのか、観る前にあった不安はすっかり消し飛んで、素直に楽しむことが出来た。重住さんのメインボーカルは相変わらず見事で、それに絡むコーラスのアレンジも本当に素晴らしい。コーラスで言えば、やはりバックに女性voが入ったことで音の広がりが出たようにも思う。
 サポートの2人の歌声も素晴らしく、コーラスの時はハーモニーの中に溶け込みきっちりと支えるが、メインのボーカルを取る時はぐっと前に出てきて存在感が増すのが面白い。メインでもしっかり聴かせる点は、(今更比べるのもどうかとも思うが)昔のメンバーよりもパワーアップした感じである。この2人がメインボーカルを取る曲は、重住さんが歌うときとはまた違う雰囲気があって、このあたりはライブの新たな面白さになるのではという気もした。
 バックはピアノ一人というシンプルなもので、4人の声を前面に出すような形。アカペラも数曲やっていて、ノリのよいバックトラックを使っていた昔に比べると、かなり落ち着いてアコースティックになった印象。とはいえ、アップテンポな曲ではパワフルに聴かせ、ノセるところはしっかり盛り上げるなど、全く飽きさせない展開であった。特にラスト3曲とアンコールなどは、観客の手拍子もあったからか、リズム楽器がないのを全く感じさせないくらいにグルーヴィーで盛り上がった。
 どの曲もよかったのだが、やはり昔の曲には思い入れがある分、久しぶりに生で聴けたのは大変嬉しかった。古い曲を聴くと、昔その曲を聴いた時の印象的な風景が自然と頭に浮かんできて、1stアルバムの曲を聴いた時には、当時東京・お台場のDECKSでやっていたフリーライブでの、日が暮れゆく東京湾をバックに歌う姿が思い出されるし、「Drivin'」「Two days, one night」などでは、昔のメンバーでの最後のライブ、横浜・クイーンズスクエアのビルの灯りや観覧車の風景がイメージされるという。不思議なものである。昔を懐かしく思い出すとともに、彼らの音楽を純粋に楽しんでいた頃の気持ちが、思い起こされたようである。
 などと考えると、4年前に聴いた時に不満を感じ、その後しばらく聴かなかったのは、やはり心のどこかで昔のメンバーへの郷愁のようなものがあったのだろう。それが今回、幾許かの空白期間をおいて、大阪という新たな地で、新しいメンバーを迎えた歌声を改めて聴くことで、そのあたりのわだかまりが消えて、素直な気持ちで楽しむことが出来たように思う。変わらないけれども新しい魅力を持ったスムースエースを再発見したというか、改めて出会うことが出来たというか。このユニットの存在を初めて知ったのが、1999年7月の佐藤博氏のライブだったから(重住さんがchoで参加)、ちょうど10年目(もうそんなに経つのか!)という節目にこうして“再会”出来たのは、大変嬉しいことである。
 大阪というか関西では、そうそう聴く機会は持てないのだとは思うが、ぜひまた何らかの形でライブをやっていただきたいものである。

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