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2009年8月30日 (日)

ホームは何処に

 昨日のことだが、4日間の学会を終えて、さあ家に帰ろうと仙台駅に向かったところで、足が自然と新幹線のホームの方に進んでいたのにふと気がついた。仙台駅からは空港に向かって、そこから伊丹空港に飛ぶにも関わらず、である。何をボケているのだろうかと心の中で苦笑したのだが、少しばかり考えてみると、どうやら無意識のうちに東京方面へと帰ろうとしていたらしい。これまでは仙台から帰る先と言えば、関東だと決まっていたからだ。ということは、一瞬だったとはいえ、この間1年半過ごした大阪を、帰るべき場所だと思っていなかったようだ。

 という体験をして気がついたのだが、このちょっとした出来事に、近年の私の抱える様々な問題が凝縮されているのではないか。つまり、帰るべき/帰れる「ホーム」がない、ということである。
 暮らしについては、生まれ育ち長く過ごした地を離れて、現在は大阪に住んでいる。ではそれまで暮らしていた千葉や東京、つくばがホームと言えるかというとそうでもなく、改めて足を運んでみても、昔とはすっかり変わってしまった雰囲気に、懐かしさとか帰りたいとかいう気持ちはあまり感じない。実家もすでに私がいたところから引っ越しているし。
 仕事=研究についても、様々なテーマに手を出している分、ここが私のホームグラウンドだと言える分野がない。学会で関係ある研究発表の会場に行っても、どこかアウェイの立場で聞いているようにも思える。もちろん各分野に知人はいるし、一緒に研究もしているわけだが、結局“外様”なのかもと思うことも多く、ホーム意識が強い分野からは排除されている気さえする。未だに定職が決まっていないのも、出身大学・研究室といった“家族関係”がないのが、一因のような気もするし。
 趣味に関しても同様。長年楽しんできた音楽も、昔のように「このジャンルが好きだ」「このアーティストは最高」と言えるものがなくなってしまった。数多く聴く分、一枚一枚に対する気持ちも薄くなっている。サッカーについては、アントラーズは今やホームチームではなく、また試合を素直に楽しめなくなってしまった。その分、今のホームタウンのセレッソに気持ちは向いているけれども、まだ心の底から応援出来ているというわけではない。
 人間関係についても、大阪に移ったおかげで以前の友人とはおのずと距離が出来てしまい、大阪でも知人は増えているもののまだそんなに親しいとは言えず、明確な「帰属意識」を持てるような関係があるというわけではない。関東から来た一人者、しかもいつ出て行くか分からない身とあっては、地域のコミュニティにもなかなか入っていけるわけでもないし。

 などと考えると、「ホーム」がないことで不安定な状況になっているとも思えるのである。こういう状況にあって、どこかに腰を落ち着けて住人としてホームを見いだしていくべきなのか、それともホームを持たないまま旅人のように暮らしていくべきなのか。さて、どうしたものかというところである。

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2009年8月29日 (土)

本日の購入CD

 学会からの帰りに、仙台のメディアテークで1枚、Towerの梅田マルビル店で3枚購入。出張帰りで重い荷物持っているところでわざわざ買わなくてもよいのだが、習性だから仕方がない。

○「Green」Project Green
 80年代のシンセユニット、TPO関係者がつくった、シンセがメインのラウンジミュージック(という感じか)。聴きやすいけれど、聴き応えはある。
○「VOICE - works best」土岐麻子
 他のアーティストに客演した曲+CMソングなどを集めたコンピレーションもの。さすがに他の人のまで買わないので、こうして集めてもらえると大変ありがたい。
○「Interactive」SALT & SUGER
 かなり久しぶりの2枚目のアルバム。だが、半分くらいは普通のポップスで、vo&pというユニットの個性があまり出ていないような気がする。これならわざわざこの組み合わせでやらなくても…という感じ。
○「CONCERTS II」SALT & SUGER
 ライブからのセレクションで、こちらは2人による(それこそ)インタラクティブな演奏が楽しめる。この方が「本来」の姿のような気がするのだが。

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2009年8月28日 (金)

建築学会大会にて

 今週火曜の夕方から、建築学会の大会で仙台に来ている。珍しく(?)最終日の明日土曜まで期間中フル参戦である。しかも毎日きっちり会場まで足を運んでいる。普通は遊ぶ…というか、その地方のまちや建物の視察もするものなのだが。
 こうして真面目に通っているのには理由があって、この機会に改めて「研究」することの意味を考え直したかったのである。研究するとは何なのか、何の意味があるのか、自分は今後何をやればよいのか…などを考える意味で、学会の大会を活用したかったのであるが、結果的にはそういう機会にはあまりならなかった。
 研究発表とか協議会とかへの感想や意見は、別途研究ブログで書くとして、こちらでは雑感のようなものを。かなりネガティブではありますが、まあ私的ブログということで。
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○学会大会というものが、年々楽しくなくなっている。昔は実に新鮮で、行って話を聞くことで、研究へのモチベーションが上がったものなのだが、近年はそういう感じはなく、今年に至ってはモチベーションは下がる一方である。
○まずは、発表することの意味が感じられなくなった。私の発表するセッションは、共同研究をやっている他の人達の発表で占められており、言うなれば「内輪」の会。聴衆はいるものの、質問や意見も全体として少なく、かつあまり創造的なものとは言えない。だったら、仲間内の研究会で説明して深く議論した方がよいのではとも思ってしまう。
○また、人の発表を聞いても、あまり刺激がない。残念ながら、聞いていて面白い発表がほとんどないのである。すでに以前誰かがやったようなもの、狭いテーマを何年も引き続きやり続けていて変化のないもの、本質的な問題をついていないものなどが多くて、新たな発見がない。聞いていて正直いらだって疲れてしまう。
○研究協議会やパネルディスカッションも、あまり興味深くはなかった。すでに議論されたことを改めて繰り返し語る、発表するテーマや議論すべき論点が十分に整理されていない(進行がよくない面も含め)、課題は提示するもののこの先の方向性を示せていない…などの不満を感じてしまうのである。昔はもっと中身があって、議論もかみ合っていて、今後進むべき方向性もそれなりに示せていて…という印象があるのだが。
○というふうに全体として疲れてしまったことと、ここ数年本質を突いた(とこちらは思っている)質問や意見を言うと厳しいと言われ暗に批判されていたこともあったので、今年は結局一回たりとも質問・意見を言わなかった。私にとっては珍しいと言わざるを得ない。まあ質問する気にもならなかった部分もあるわけだが。
○学会大会の重要な部分として、夜の飲み会もあるわけだが、これも今年はあまり楽しめなかった。飲んでいる時は楽しいのだが、どうも周りの雰囲気に合わせてしまうというか、その場で振る舞うべき態度をとってしまいがちで、自然体ではなくどこかで自分を“造って”しまっている感じがして、終了後に疲れて落ち込んでしまうのである。
○発表をしても聞いても意味が感じられず、シンポに出ても面白くなく、でも議論をする気にもなれず、かつ飲み会も楽しめない。となると、ほとんど学会に行った意味がないみたいな感じである。だったらもうそういう場には行かずに、一人でこつこつと研究している方がよいのかもしれない、とさえ思うほど。
○しかし、研究することの意味自体も、みえにくくなった気がする。あれだけの研究成果が発表されているのに、こんなにまで面白く感じられないのだから、(私自身も含めて)そんなことをやって何になるのだろうかとも。自分が面白ければそれでよいのかもしれないが、そんな自己満足を得たいわけではないわけで。
○大会に参加する裏のテーマとして、今後ハウジング系の研究を主軸にするか、都市計画を主軸にするかを考えるというのもあったのだが、ハウジング系はあれだけ研究者が少なく限られているのをみると、この先がないような分野にも思えるし、逆に都市計画系はあれだけ多くの人が同じようなテーマをやろうとしているのであれば、別に私がやらなくてもよいという気もするし。結局どちらの分野についても、というかこの分野で研究すること自体に、先がみえなくなってしまった感がある。
○近年音楽やサッカーが面白くなくなったように、研究が面白く感じられなくなったのも、私個人の感受性の劣化によるものであればよいのだが、もし一般的にそういう傾向がみられるのだとしたら、それは大きな問題だと思う。

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2009年8月22日 (土)

気分は晴れず苛立ちはつのる:C大阪vs水戸

 家を出る直前に大変腹立たしいメールが届き、おかげで怒りを抱えたままスタジアムへ。今日はゆっくり寝て、部屋の掃除をして、のんびりして…と気持ちのよい週末だったのだが、1本のメールのせいで完全に流れが変わってしまった。メールを出した相手を殴り倒したいような気分だったので、その怒りをスタジアムで晴らそうとするが、試合内容はすぐれたものではなく、ゴールですっきりすることもないままに、試合が終わってしまった。全てあのメールのせいだ、とも言いたくなる。

 セレッソは、左サイド石神が出場停止で尾亦、右サイドは平島、ボランチは濱田と、メンバーを変えてきている。その辺がどうかと思ったが、出だしはそう悪くはない形。マルチネスを起点に組み立てるも、最後のところで中央を個人突破しようとするシーンが多く、いい形のシュートには至らない。サイドの選手、特に尾亦がいいタイミングで上がる機会が多かったのだが、なかなか使われないという。そのうちに水戸の守備がぐっと固くなり、前線の選手は完全にマークされ、中盤にもプレスがかかって、なかなかボールが回らなくなる。ミスパスや強引な攻めから奪われる機会が多くなり、そこからカウンターを食らい始める。何本かあぶないシュートを打たれるが、GKキムがファインセーブをみせる。セレッソもサイドを使った攻めが出てきてチャンスをつくるが、こちらも決められずに無得点で前半は終了。
 後半に入ると、怪我のマルチネスに変わって黒木が入る。そのためか中盤からの展開力が落ちて、ボールもキープ出来なくなってきて、奪われる場面が多くなる。なんとかゴール前まで持ち込めても、カイオ・乾・香川の前線コンビは前半以上に中央狙い・個人突破になりがちで、人数をかけて守る水戸守備陣に抑えられてしまう。スルーパスも狭いところを狙うものだからなかなか通らない。チャンスになるのはサイドを使ったときくらいなのだから、素早く右に左に展開すればよいものを…と思うのだが、俺がなんとかしようと躍起になっているのか、周りがあまり見えていないようである。前線の個人志向が中盤にも伝播したのか、ボランチもプレスを一人で交わそうという動きが出てきて、そんなプレイから奪われて速攻を食らい、速い展開から決められて失点。その後小松を入れて4-4-2として前線を増やして攻めるも、やはり中央個人志向は強く、コンビネーションで崩す感じではない。それでも攻撃力に勝る分、何度か決定的なチャンスをつくるも、相手GKやDFに守り切られて決められない。最後はロングボールでパワープレイに徹するが、結局得点は奪えずに敗戦してしまった。
 全体として、もっとシンプルにプレイするー空いたスペースを狙うとか、フリーな選手に送るとかすればよいのに、なぜか難しく難しくプレイしているようにみえるのである。もちろん難しいところを抜いた方が点の可能性は高まるけれども、それがうまくいかないのならシンプルに切り替えるということが出来ないものか。一方の水戸は、守りは厳しくしつこく、攻めは速くてシンプルに、と徹していたように思う。その点が勝敗を分けたのでは、とも思えるのだが。

 という感じで、先の鹿島戦に引き続いてすきっとしない内容が続き、試合前の苛立ちも解消されないままで、さらに残暑のせいもあって、すっかり気分の悪い夜を過ごすことになってしまった。この怒りと憤りとやるせなさは、いったいどこにぶつければよいのか。

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2009年8月19日 (水)

ふがいない負け方:神戸vs鹿島

 鹿島の観戦はリハビリ中ではあるのだが、やはり関西に来るとなると、行ってみたくはなる。とはいえ不安もあり、行くべきかどうか悩んだのだが、仕事のついでもあったので、行ってみることとした。鹿島の試合をスタジアムで見たのは5/24以来、約3ヶ月ぶりである。
 しかし、試合の方は、あまりにふがいなく、なんとも言葉のでない結果であった。開始30秒で失点してしまい、動揺したまま押される時間が続く。前半途中くらいから鹿島がリズムをつかみ、何度もチャンスをつくるのだが、決定的な場面でも決められない。後半も引き続き鹿島が攻め続けるが、最後のところで神戸に体を張って守り切られる。最後はパワープレイに徹してボールを前線に送り続けるも、結局決められずに1-0で敗戦。
 失点シーンは、鹿島CBのつまらないミスに私には見えた。キックオフ直後に放り込まれたボールを、岩政(だったかな)が不十分な体勢で無理に足に当ててゴール近くのラインを割ってしまい、スローインのボールを大岩(だったかな)がしっかりクリア出来ずに大久保の前にこぼしてしまうという。最初またはその後のクリアをきっちりやっていれば、何の問題もなかったと思うのだが。このあたりは、開始直後で集中していなかったのか、それとも伊野波に代わって大岩が入った影響だったのか。
 前半押されたところでも、中盤でつなごうとしつつも、鹿島の選手が動かない&神戸の選手が厳しく守るおかげで、出しどころがなく、横パスやバックパスが多かった。そこでもたもたしているうちに、ボールを奪われてカウンターを食らうという。ここも鹿島がもっとやりようがあったのではと。この辺、前線のマルキ、中盤の本山がいなかった影響もあるのだろうか。
 その後リズムをつかんでからの攻めはなかなかよく、特に新井場の左サイドに素早く展開してからの攻めは見応えがあったのだが、ゴール前にいいクロスを送っても、FWや走り込んでいたMFがことごとく決められない。バーに当たるなど、押しいチャンスはあったのだけれど。興梠も大迫も、シュートのところまではよかったのだが。あそこで決めていれば、確実に流れをつかめたと思うのだが。やはり決定力のあるマルキがいないためか。
 というふうにみると、最初の失点も含めて、鹿島の独り舞台というか、自滅という感じすらしてくる。こんなチームではないはずなのだが、夏場の疲れと故障者の続出でおかしくなっているようである。幸い直下のチームも軒並み負けたため、勝ち点差が変わらなかったのが不幸中の幸いだが、このままではかなり危ない気もする。
 あまりにふがいない負け方だった、それでも試合内容はそれほど悪くなかったことで、敗戦も比較的冷静に受け止めることは出来た。サバサバという感じである。それでも試合中は、良いチャンスにはつい手を叩いてしまうし、ファールなどには声を出してしまうし、空白期間があったとはいえ、やはりまだ熱くなってしまう。周りは全部敵サポだというのに。そういう意味では、まだ“熱病”は完治していないようである。さて、このあとはどういうふうに鹿島に接していけばよいのだろうか。

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神戸を巡る

 先日の京都に引き続き、今日は神戸へ。とはいっても、遊びではなく、仕事の資料集めで回ったのであるが、それでも久しぶりに見て歩く街はなかなか面白かった。
 まずは神戸大学の図書館へ。キャンパスは高台にあるので、そこから見下ろす港と海の風景は、なかなかに気持ちよい。横に細長くつらなる街と、その向こうに広がる海の、対比的な風景。こういう景色がみられるのは、それこそ神戸くらいなのではないか。次は三宮駅から神戸市役所へ。このあたりは整備された都市の風景である。店も多いし、人もたくさん歩いていて、整いつつも活気があるのがよい。その後は少し内陸に入った市の中央図書館へ。この周辺も公園になっていて、通り沿いに彫刻が並んでいたりして、これまた個性的な雰囲気。そのまま神戸駅まで歩き、ハーバーランド付近を散策。店自体は全国展開しているチェーンが多いので面白みはないのだが、海沿いのショッピングセンターなどは少し凝ったつくりで面白い。海に面したビアホールで夕食をとった後は(もちろんビールもいただく)、ホームズスタジアムでサッカー観戦を。試合は面白いものではなかったが、このスタジアムも個性的な形状である。バックスタンドはかなり急で、最上部からピッチを見下ろす視界も面白い。
 といった感じで、仕事の移動途中が中心だったが、神戸という街の面白さをそれなりに楽しめたのではないか。先の京都といい、今日の神戸といい、1時間ちょっとのわずかな距離の間に、これだけ違った雰囲気を持つ街があるのはありがたい。もちろん大阪も言うまでもなく個性的な街であるし。この辺が関西の面白いところだろう。
 関東でも、東京と横浜だとそれくらいの違いはあるけれども、東京の個性は今やある意味全国展開してしまっていて、その意味では基準点・原点みたいな感じだから、そんなに幅は感じない。それに比べると、関西はより振れ幅が大きいというか、違いが大きい分面白いのである。

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2009年8月16日 (日)

真夏の電子音楽祭@鰻谷sunsui

 …というタイトル(が店頭のポスターに書いてあったような)のイベントに行く。初めて行く会場だが、少し高いステージのあるフロアに、バーカウンターとラウンジ的なスペース。すっかりクラブのつくりで、こういうところに慣れてない身としては今ひとつ落ち着かなかったのだが、音楽自体は楽しめるものだった。
 最初のライブアクトは、AUTORAというkey&Laptopを扱う2人組のユニット。グルーブあるリズムのインストものと、ボコーダーのような声がメロディをとるものの、大きく2種類の曲があっただろうか。前者はなかなかに気持ちよかったのだが、後者は落ち着き過ぎている感じで私にとっては今ひとつだった。
 次はdot i/o。クラムボン・ミト氏が電子音楽をやる時の変名ユニットである。アルバムは聴いていたけれど、その時は正直印象が薄かったのだが、このライブは大変面白かった。基本的にはTENORI-ONでサウンドを構築しつつ、LaptopでSEをかぶせるような演奏。TENORI-ONをそれこそ楽器を弾くかのように激しく操作して、実に変化に富んたリズムとフレーズを聴かせる。点滅しながら自由に変化し続けるサウンドは、大変刺激的で、かつ気持ちよくもあり、全く飽きることがない。展開していく音に身と耳をまかせていると、時間が立つのも忘れてしまうほどである。
 続いてはAOKI takamasa。最新アルバムはラウンジ的とも言える聞きやすいエレクトロニカだったのだが、2台のLaptopを駆使したこの日の演奏はがんがんに激しいもの。強烈なグルーブの上に、刺激的な音を重ねて、分厚いサウンドを聴かせていた。リフが何度も繰り返されるうちに、徐々に曲が展開していくような感じ。この日のライブの中では、一番直接的に踊らせるものだったのではないか。
 最後はrei harakami。彼のライブは何度か観たことがあるのだが、その中でも一番ノリのよいものだったと思う。打ち込みものというと、基本的にはCDアルバムの音をリアルタイムで再現するような印象を持っていたのだが、この日聴いてみてやはり“ライブ”なのだなと感じた。とある聴き慣れた曲も、前半は4つ打ちのバスドラを抜いてややおとなしめに始め、徐々に音数を増やして盛り上げていき、最後は迫力ある音で圧倒するという内容。こういうのは、クラブでなければ聴けない彼の音なのかもしれない。MCもかなりはじけていて面白かったし、こういう雰囲気はライブならではの面白さである。
 これらのライブの間には、DJがプレイしていたのだが、そちらもそれぞれの個性が出ていてなかなか面白かった。しかし、開演から終演までの4時間半ほど、ほとんど立ち続けているのはなかなかにきつい。帰宅後は足の筋肉がすっかり張っていた程である。クラブならではの音と雰囲気が楽しめるのは良かったのだが、さすがにこの歳になると体力的には少々つらいようである。周りは若い人ばかりだったし、いい歳をしたおやじが行くところではないなあ…とも思ってしまったが。

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2009年8月15日 (土)

京都を歩く

 久しぶりに京都へと足を運ぶ。夕方に用事があったのだが、せっかくだから昼から行って、久しぶりに歩いてみようかと。さてどこに行こうかと考えたが、街中は暑いし混んでいそうなので、山の奥の方、大原まで行ってみることとした。
 確かこれまでに一度も行ったことはないから…と思って選んだのだが、バスを降りて少し歩いてみると、どうも観たことがある景色。そのまま進んで寺の入口まで来ると、完全に見覚えのある風景。どうやら昔友人に連れられてきたのがここだったらしい。その時は自家用車で来て、ついて回っただけだったので、記憶には残らなかったようだ。
 来たことがあるとはいえ、山奥の落ち着いた雰囲気はなかなか気持ちよかった。思った以上に観光客がいたし、寺の庭園は期待していた程は静謐ではなかったのだが、それでもいい気分転換にはなった。よく造られたお寺というのは、やはり気持ちがきりっと引き締まる空間である。とはいえ、あれだけ観光地化していると、本来(?)業務の宗教活動はどうなっているのだろうか?などといらぬ心配もしてしまうが。
 途中日帰りの温泉施設もあって、最近行っていない身としては大変惹かれたのだが、さすがに夕方の用事に間に合わなくなるのでパス。代わりに「足湯カフェ」なるところでお茶を飲んだのだが、ぬるめのお湯に足をつけているだけでも、なかなかに気持ちよかった。あまりに気持ちよかったのでのんびりしすぎて、都心に戻るバスの時間に間に合わなくなりそうになってしまったほどである。
 都心に入るにつれて道が混んできて、渋滞にはまって遅れたものの、なんとか10分遅れくらいで待ち合わせの店へ。京都在住の友人夫婦との会食で、町家を改修した雰囲気の良い店である。仕事で関係している友人達だが、今回は仕事抜きの集まり(になった)。大枠では同じ分野だが、それぞれに違うポジションで仕事をしているので、話が合いつつも視点が違うというのが面白い。ポジションが近すぎると完全に仕事の話になってしまうし、違いすぎると話が合わなくなる。これくらいの距離感がちょうどよい感じである。
 その後は、近代建築を改装した(と思われる)レストランバーで飲んで(ここも雰囲気がよかった)、帰り際にちょっとばかりお宅に立ち寄らせていただく。最近引っ越したばかりという京町家で、古さを残しつつも適度に改装がされていて、気持ちよく暮らせそうである。
 大原のお寺といい、先の飲食店といい、京町家といい、ああいう落ち着いた雰囲気が普通に残っているところが、京都ならではといえるだろうか。足を運んで街を歩くだけで、なんとなく気持ちが軽くなる気さえする。よい気分転換になった。

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2009年8月11日 (火)

夏休みはとれそうになく

 現在の職場では、5日間の夏期休暇がもらえるので、土日を合わせれば9日間の連休も可能。なので、まとまった休みをとって海外逃亡でもしようと思っていたのだが、今年も結局とれそうにない。
 去年はいろいろばたばたしていて仕方なかったので、今年こそは取ろうと思い、9月の上旬か下旬にまとめて休もうと思っていた。しかし、その時期に海外調査をしようという話が持ち上がったので、それとの調整をした上で自分の休みを…と思っていたのだが、調査の日程が全く決まらず、ようやく状況が見えてきたのが今週になってから。日程も当初の予定から急に変わったので、結局は参加出来ないこととなってしまった。それではその時期に夏休みを…といきたいところなのだが、すでに時は遅く、1ヶ月前では海外行きの安い航空券も売り切れである。また、その頃の予定を保留しているうちに、前後の時期にその他の予定は徐々に入っていってしまい、もうまとめて休めそうな週はない。おかげで長い休みは今年もとれずに終わりそうである。残念。
 調査日程を検討していた人に文句の一つも言いたくなるわけだが、おそらく悪いのは私自身なのだろう。そんなことは気にせず、早めに休む時期を決めて、その期間の予定を空ければよかっただけのこと。その辺の決断力に欠けており、また周りの状況を気にしすぎるという、私の性格の問題である。えらい人というのは、仕事をする時はきっちり仕事をして、休む時は前もって計画的に取ってしっかり休むものである。そんなことも出来ない自分自身が情けない。
 まあ、私の場合、海外旅行にはどうしてもサッカー観戦を入れたがるのだが、8月9月というシーズン開幕当初の日程は直前まで発表されないため、早めにスケジュールが決められないというのもある。とはいえ、先月の後半には日程がおおよそ見えていて、この時期にこれだけ休めば○試合はみれる、航空券もまだとれる…などと夢想してもいたのだけれども。
 まとまった休みをとるのは難しくなったので、あと出来るのは週末に何日か足して、2泊程度で近場への旅行を繰り返すくらいだろうか。考えてみれば、大阪に来たというのに、ここから比較的近い南紀や山陰や四国などにも一度も行っていない。むしろこの機会をチャンスと考えて、こちらにいられるうちに、近県を回ってみるというのも悪くないかもしれない。
 でも、やはりまとめて9日程(9月の連休に合わせればもっと長く!)休めるというのは、捨てがたかったのだが…。

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2009年8月 9日 (日)

World Happiness 2009

 昨年に引き続いて、はるばる(?)夢の島まで観に行く。おそらく今年唯一の夏フェスであろう。気温は高かったものの、日差しはそれほどさしておらず、危惧された雨も奇跡的に一滴も降らず(周辺では局地的な豪雨もあったらしい)、なかなかよい環境で音楽を楽しむことが出来た。不満な点もあったけれど(それについては後述)。

 最初はmi-guから。コーネリアス・グループなどで活躍する、ドラムのあらきゆうこのユニットである。コーネリアス的な雰囲気も感じさせつつ、もう少しロック寄りのサウンドといったところだろうか。テクニカルなプレイをみせつつも、リズムとしては気持ちよく流れていくのがよい感じだった。
 続いては昨年に引き続いて登場のpupa。エレクトロニカなのに自然な音で、野外にもぴったり合っていて実に気持ちよく聴ける。数多くの音が重なっているけれども、軽くて浮遊感のあるサウンドである。voの原田知世さんの醸し出す雰囲気もあるのだろうが。新曲も演奏しており、今後の活動にも期待が持てた。
 次はコトリンゴ先日ライブを観て大変気に入り、今回のバンド編成のライブを楽しみにしていた。しかもドラムはmy favoriteの坂田学。期待は大いに高かったのだが、野外という環境では音的には今ひとつ。彼女の最大の魅力(と私が思う)である、ピアノの繊細かつ大胆な演奏が聴こえにくいのである。ds,bにkeyまで加わるバンド編成で、音数が多かったからかもしれないが。とはいえ、やはりリズム隊が加わった音は実に気持ちよく、ラストの「おいでよ」などはなかなか素晴らしかった。が、もう少し時間に余裕があって、プレイヤー間でのインタープレイが観られれば、もっとよかったのだけれど。
 ぐっと雰囲気が変わって、LOVE PSYCHEDELICOに。ライブを観るのは初めてだけれど、ストレートなロックで、パワフルな音が聴けた。じっくり観るより雰囲気を楽しめばよいという感じだったので、申し訳ないが席を離れて休憩しながら聴いていたのだが、むしろ後ろの方で盛り上がる会場全体を観ながらというのも良い感じであった。
 続いては、本日のお目当ての一人、高野寛。ソロのライブは久しぶりとのことで、私自身としても2001年以来。先日出た久しぶりのシングル「Black & White」の他、「ベステンダンク」「虹の都へ」という懐かしい有名曲も。そして最後は「夢の中で会えるでしょう」。もう言うことのない選曲である。あまりに懐かしく嬉しかったので、思わず一緒に歌ってしまっていた。多くの観客が立って声援を送り、「夢の中で…」では観客も一緒になって歌い手拍子する。特にあおられたわけでもなく、自然と立ち上がって思い思いに楽しんでいる様子は、実に夏フェスらしい、素敵な光景だった。私個人にとっては、今日のライブの中で一番印象に残る、幸せな瞬間だった。素晴らし過ぎる。
 その後もお目当てだったY.Sunahara。クールなテクノ・サウンドに、これまたクールな映像の組み合わせが、実にかっこよい。気持ちよいグルーブなのだが、冷静にコントロールされていて、上がりすぎないところが素敵である。体は自然と動くが、耳はじっくり聴き入っている。ある意味不思議な感覚である。
 次はASA-CHANG&巡礼。タブラのエスニックなリズムに、笛や太鼓や電子音が重なって、摩訶不思議な音楽としか言いようがない。タブラにはトリガーがついているのか、サンプラーと連動して様々な音が鳴るのも面白い。
 実に懐かしい「今夜はブギーバック」から、スチャダラパーがスタート。(後で出てくる)小山田圭吾がいる場所で、(録音されたものだが)小沢健二の声が流れるというのは、なんとも不思議な気もした。今回の出演者の中では、一番ストレートなアゲアゲの音で、会場も大いに盛り上がる。このノリなら近くで聴かなくても…ということで、ここでも席を離れて休憩していたのであるが。
 続いてはTHE DUB FLOWER。生の演奏をバックに、いとうせいこうとかせきさいだぁが鋭い言葉のラップを聴かせる。延々と繰り返されるグルーブが気持ちよい。聴いているうちに頭がクラクラくるようなサウンドである。
 次はCharaである。曲としては好きなものもあるのだが、声が小さかったりメロディをずらしたりして、どうもきちんと歌っていないようにも感じられてしまう。彼女のライブを観るのは多分初めてなので、普段からこういうふうなのかは分からないけれども。パフォーマンスは個性的なのだが、歌自体は残念ながら私にはあまり伝わってこなかった。周りは盛り上がっていたけれども。
 キリンジの堀込高樹を中心とするユニット、グラノーラ・ボーイズが出てきて、ぐっと渋い雰囲気へと変わる。適度に緩くてほんわかした、懐かしい感じの音である。盛り上がるのも悪くないが、こういう落ち着いた雰囲気も、ある意味夏フェスらしい。夕刻にのんびり聴くには、ぴったりである。
 続いてがらっと様相が変わって、ムーンライダースが熱いロックを聴かせる。思った以上に音圧が高くて、迫力がある。年季の入った音でありつつ、古くさい感じもしないというのは、すごいものである。あの歳であれだけの演奏をみせるというのも、すごい。
 以前から気になっており、一度聞いてみたかった相対性理論が登場。不思議系キャラの女性voに、バックの演奏もポストロックというかなんというか、若干不思議系のなんとも形容しがたい音である。最初はなんか違和感を感じるのだが、聴いているうちにメロディとサウンドが頭に残っていくから、これまた不思議である。これはクセになるかもしれない。
 最後はYellow Magic Orchestra。言うまでもなく今回の一番の目当てである。昨年はエレクトロニカなサウンドで昔の曲をやっていたのが面白かったのだが、今回のはまた全く違った音。生音がより強くなり、リズムがぐっと重い感じ。シンセなどの音色もより刺激的で、サウンドも大変力強い。昨年のが頭に響いてくるとすれば、今年のは体に直接的に伝わってくる。知的でメンタルな楽しさから、身体的・フィジカルな楽しさに変わったといってよいだろうか。サポートで加わった小山田圭吾も、彼らしいギターを激しく自由に弾いているのだが、その音もぴったりとはまった感じだった。エレクトロでクールなサウンドだった「Rescue」や「The City of Light」もグルーブ感あふれるものとなり、旧曲の「Thousand Knives」「Riot in Lagos」などは実に熱い演奏になっていた。アンコールの「Fire Cracker」などは、なんとも言えない素晴らしいノリだった。YMOが結成された当初の狙いだったという、ディスコサウンドに回帰したような印象すら受けた。去年のサウンドをすっかり脱ぎ去って、また新しい世界へと進んだような気もする。この先どうなっていくのか、実に楽しみである。

 といった感じで、ライブ自体は大変良かったのだが、会場の雰囲気があまり良くなかった印象を受けた。すでにレジャーシートが敷き詰められた中、後から来てわずかな隙間をみつけて無理矢理1枚のシートを押し込んで二人で入り込んでくるカップルや、ライブ中に後ろから突進してきて人のシートの上に乗り込む若者。周りから文句を言われて逆ギレするやつや、酒に酔って騒ぐやつなど、目に余る人が多かった。World Happinessは、ぎゅうぎゅうに混み合うことなく、落ち着いて音楽を聴ける大人のフェスであり、子供連れでも安心して楽しめるものだと思っていたのだが、ただ盛り上がりたい若者達にとってはそういうコンセプトも関係ないらしい。おかげでずいぶん気分の悪い思いもしてしまった。
 去年はメインステージから2ブロック後ろの真ん中辺り、今年はメインステージ真ん前のブロックの入口付近にいたので、環境が違ったのかもしれないけれども。あと、昨年は細かくブロックが指定されていたのでブロック間の移動がしにくかったのに対して、今年はブロックが大枠でしか分かれていなかったのも問題だったような気がする。そのあたりは、運営側ももう少し工夫してもらいたいものである。ライブが素晴らしくて良かった分、会場が気持ちよくなかったのが、実に残念だったので。

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2009年8月 8日 (土)

大阪と東京を比べる

 この週末は仕事と関係なく関東に帰った。帰省と夏フェスが主目的だったのだが、裏の目的として、改めて大阪と東京とを比べてみようと思っていたのである。
 ということで、今日は原宿→表参道→渋谷と回り、その後はお台場に足を運ぶ。表参道は見てみたい建築系の展覧会があったので、お台場は実物大ガンダムと花火大会を見に行ったのであった。どちらも、昔は結構足を運んだものの、最近はすっかりご無沙汰だったこともある。
 こうして東京を歩いてみて思ったのは、やはり東京の文化度は高いなということ。原宿〜表参道は実に品の高い街だし、246沿いの店舗も同様。特に久しぶりに行った青山ブックセンター本店は実に素晴らしい。提案力という点で、ここに勝る店はそうそうないだろう。大阪にも、アセンスなど良い品揃えの本屋はあるのだが、私にとってはやはりABCの方が好きである。どちらがよいかということではなくて、ちょうどいろいろと物事を吸収する大学生の時期に、ABCの六本木店に通っていたからだろう。言うなれば、私の感性の多くの部分はABCに育てられたのであり、だからこそその“味”が好みになっているのだと思う。
 その一方で、お台場に集まった人の多さには、正直閉口してしまった。花火大会という特別な日だからなのだけれど、それにしても東京の人の多さはすごい。遠くからも集まっているようで、朝の通勤ラッシュなどとは違って統制が取れておらず、ほとんどカオス状態だったのもあるが。そして集まる人の多くが情報誌を抱えていたのにも驚いた。メディアで薦められたイベントに行き、メディアで紹介された店に入るという感じで、そんな生活でよいのかという気もする。とはいえ、悪いところばかりではなく、店の種類が豊富、特に一人で入っても落ちつける店が多いのは、東京の良さとも言えるのではないか。大阪だと、喫茶店などを除けば、一人でいるとどうも浮いてしまうので。
 などと考えてみると、暮らしやすいのは大阪だけれども、独り者が暮らすという点では東京の方が向いているように思う。また、東京的な他人への無関心も、大阪の関心の高さにある程度慣れてから味わってみると、それはそれで心地よく過ごしやすい気もする。東京の場合、良くも悪くも、人と人とが一定の距離を保って暮らしているというか。それがつらいという人もいるとは思うが(特に関西人の場合には)。
 大阪と東京。どちらもそれぞれ良いところがあり、逆に合わないと思う部分もある。さて、私はどちらで暮らしていく方が、幸せなのだろうか?

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2009年8月 7日 (金)

疲労はたまる一方で

○梅雨もあけて、大阪の暑さもいよいよ本格的になった。朝早くから気温が上がり、通勤するだけですっかり汗をかいてしまい、昼間の日差しと気温は言うまでもなく耐え難く、夜になっても空気はねっとりと重くて熱い。おかげで、すっかり夏バテ状態になりつつある。
○しかし暑いからといって、エアコンをつけたままうたた寝してしまったのが悪かったようで、線虫末くらいからずっと風邪気味でもある。喉が腫れて頭が重い。熱っぽい分あまり汗をかかないのはよいといえばよいのだが、体内に熱がたまっているかのようで逆にきつい。
○暑いから少しでも涼しくしたいのだが、風邪を引いているのであまり冷やすのもよくない。特にエアコンはよくないだろうと思い、使わずに窓を開けて寝ているのだが、風が通り抜けないので室内は暑いまま、そのため寝つきは悪いし眠りも浅いので、体の疲れはさらにたまり、風邪もなかなか治らない。
○夏バテと風邪のおかげで仕事の能率も上がらない。やることはいろいろあるのにである。書くべき原稿は進まないし、アイデアをまとめようとしても頭が回らない。やらねばならないのに進まないから気持ちが焦り、焦りからいらだちも生まれて、精神衛生上もよくない。困ったものである。
○焦りいらだつ状況でも無理に物事を進めようとするから、どうもうまくいかない。特に他人と一緒にやっている仕事は、少々無理してアイデアをまとめて提示しても、周りがついてこない状況で、すっかり空回り状態である。まあ、世間的に夏休みの時期だから、反応ないのも仕方ないかもしれないが。
○周りが休んでいるのだとしたら、この際こちらもきっぱり休んでしまう方がよいのかもしれない。ここは周りとの接触をしばらく断って、静かな環境で疲れた身体と精神(特に後者)を休ませるのがよいのだろう。締切近い原稿は書かねばならないが、その他の打合せや調整事は延期させてもらうとして。
○ということで、明日からの東京行き(久しぶりに出張ではない)には、PCを持っていかないこととした。PCがないと荷物はなんと軽いのだろうか! その分動きが軽快になりそうである。仕事やその他もろもろの関係から解放されて、気持ちの方も軽くなる…とよいのだが。

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2009年8月 5日 (水)

がっちり連勝:C大阪vs草津

 平日開催のナイトゲーム。試合開始頃のスタジアム上空が、夕日と雲の絶妙な組み合わせによって、不思議と桃色に色づいていて、実に美しい(こういう日に限ってカメラを持ってないとは残念)。空がセレッソカラーに染まるとは、幸先がよいなあ…と思っていたのだが、試合の方も見事に連勝を遂げたのであった。
 セレッソの先発メンバーは前の試合と変わらず、完全なベストメンバー。これならいい攻めがみられるだろうと思いきや、出だしは若干危うい流れで始まる。草津のFWに何度かディフェンスの裏を取られてしまい、GKと1対1に近い形をつくられてしまうのである。その後も草津は早い段階でロングボールをサイドに送って、そこからえぐってこようとする。それが難しくなると、今度はセレッソ守備陣の前で細かくパスを回して、穴を見つけて攻めようとする。昔のJ2は単なる放り込みかがちがちのカウンターかが多かったのだが、こういうのをみているとレベルが上がったなあという気がする。が、セレッソもきっちり組織的に対応して守ったところから徐々にペースをつかんで、前線の選手のコンビネーションで中央からサイドから崩しにかかる。惜しいチャンスもつくるのだが、決めきれずに前半は終了。
 後半セレッソはボランチを黒木から濱田に交代。相手の攻撃がそれほどでもないので、より攻撃力の強い濱田にスイッチしたという感じだろうか。そのボランチを起点としてボールが展開されるが、なかなかゴール前までは至らない。サイドの選手、特に左の石神がいいタイミングで上がっているのだが、マルチネスなどはそこを使わずに中央のカイオ・乾・香川へと送るものだから、そこでつぶされてしまうのである。これは悪い時のセレッソの流れだなあ…と心配していたのだが、左サイドでパスを受けた石神が早めのタイミングで速くて低いクロスをニア側に送り、そこに飛び込んだカイオが足先で見事に合わせて流し込み、ついに先制点を奪う。何度も上下動を繰り返した石神のプレイが実った得点といえるだろうか。その後にも、スルーパスに抜け出した香川が1対1の場面をつくるが、トラップが若干長くなってしまい、GKに止められてしまう。これが決まればかなり楽になったと思うのだが、そういうチャンスを逃した後は不思議とピンチになるもので、ここから草津の攻めの圧力が増して、セレッソは自陣に閉じこもらざるを得なくなってしまう。それでも粘り強く守り切って、1−0で試合は終了。
 得点力が売りのセレッソとしては、1得点というのは物足りない感じもするが、今日の試合はきっちりと守り切れたことを評価したい。押し込まれる場面もあったものの、守備陣は落ち着いていたので、それほど危ないと思う場面もなかった。また、これまでは先制しても攻めを急ぐ傾向があったのだが、今日は先制した後には中盤でゆっくりボールを回す場面もみられ、落ち着いて試合を進めていたのもよかった。なんというか、チームが少し成熟したような感じでもあり、大変嬉しいことである。

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2009年8月 4日 (火)

マニフェストというが…

 ここ数日は、研究事のブログ向けに、各政党の衆院選マニフェストを読んでいるのだが、書かれている内容はともかくとして、その“つくり”が結構ひどいのには驚いてしまった。

 まずは政権与党の自民党だが、デザインは凝っているのだが、その分内容が薄くみえる。特に「要約版」の方は、いかにも広告代理店が入りました…というような、見栄え「だけ」に重点を置いたつくり。もう少し詳しいことを書いた「政策バンク」も、見やすさを重視した分、情報が少なすぎる。民主党に比べて公表が遅れたわけだが、これをみると、内容を詰めるためというよりは、デザインに時間がかかったとすら思えてしまう。デザインが良いものをつくること自体は否定しないが、見栄えさえ良ければ国民に受けるとでも考えているのでは?と勘ぐってしまう。
 同じく与党の公明党のマニフェストは、つくりがかなりひどい。ひどすぎると言ってもよいほどである。こちらは自民党と対照的に、デザインに全く凝っていない。集められたテキストファイルを、ワード上で切り貼りしましたというような感じ。書式やフォントさえほとんど手を入れていないかのようである。かつ、見出しのレベルと内容のレベルとが全く整理されておらず、混在しているという始末。人に読まれることを考えていない、読みやすさを全く考慮してないようにもみえるのである。
 これらに比べると、民主党のはまだよい。「マニフェスト」の方は、自民党ほどデザインには凝っていないが、それなりに読みやすいつくりで、情報量も適度という感じである。詳しい政策を並べた「政策集」も、公明党のに比べれば、数段読みやすくつくられているが、逆に文字数が多くて細かいので、読むのは正直疲れそうである。まあ、基本は「マニフェスト」の方を読めばよいということなのだろうが。
 その他の政党は、あまり語る気にもならない。共産党の「総選挙政策」は、表紙こそカラーの写真だが、あとはベタなテキストのみ、かつ現政権の批判が政策提案よりも長いという。社民党の「マニフェスト」は項目だけが並ぶWEBページのみ、国民新党の「政権政策」はパンフレットだがデザイン的にはいまいちで、内容も見出しレベルという感じ。

 こういうのをみると、党の政策に関して、必要十分な情報を、国民に分かりやすく伝えようとしているのだろうか?と疑問にすら感じる。こんな程度のものしかつくれない人々に、国政をまかすというのはどうなのかなあ…とも。政府だけでなく、政党というものも、それこそ「民営化」した方がよいのではないか?とか思ってしまうが。

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2009年8月 2日 (日)

しっかり勝利:C大阪vs札幌

 私にとっては久しぶりのホームでの試合。鹿島の調子が悪い分、セレッソにはきっちり勝ってがっちり首位を守ってほしかったわけだが、見事に3対0で勝利。湘南が負けたために2位との勝ち点差は3となり、少しは楽になったと言えるだろうか。
 とはいえ、試合の出だしはあまりよくなく、早々に二度程相手FWに抜け出されて危ない場面をつくられる。一つはGKキムが飛び出して抑え、もう一つは外してくれたからよかったが、あれを取られていたら展開は全く変わっていたに違いない。それらのピンチをしのいだ後は、徐々にセレッソがペースをつかむ。今日の試合で面白かったのは、3バックのDFが頻繁にポジションチェンジをしていたこと。普段もそういうシーンは観られるのだが、今日は特に流動的で、3人の位置がころころと変わる。出だしはそのために抜け出されもしたのだが、そのうち相手についていく中で自然と位置が入れ替わり、安定した守備を見せていた。DF陣は横だけでなく前にも接触的に攻め上がっていて、ボールを奪った羽田がそのままペナルティエリア付近まで持ち上がり、そこからチャンスが生まれて、カイオのヒールパスを受けたマルチネスがミドルを決めて先制。その後も全体としてはセレッソが押して、前半終了近くに相手ディフェンスの裏にすっと抜け出した香川が決めて2点目をゲット。
 後半もセレッソは前半並みに攻める姿勢をみせて、ボールを素早く前に展開しようとするものの、中盤で奪われる機会も多くなる。そこから札幌に攻め込まれる時間も増えるが、守備陣が踏ん張って失点は防ぐ。2点勝ち越しているのだから、もう少し落ち着いてゲームを組み立てればよいと思うものの、このチームはとにかく攻め続けたいようである。ミスも多いが繰り返し攻めて何度か惜しいチャンスもつくり、そのうちに札幌の足も止まってきて試合は若干膠着気味となる。そんな中でふっと気が抜けたのか、セレッソの攻めを抑えた札幌DF陣がなにげなく前に送ったパスに、マルチネスが猛チャージをかけ、あわてて出した横パスがカイオの前に流れたところから一気に攻撃のスイッチが入り、裏に抜ける素早いパスに走り込んだ香川が決めて、ダメ押しの3点目を奪う。その後は選手も交代しながらペースを握って、しっかりと勝利を掴んだのであった。
 今日の試合は、セレッソも札幌も気合いが入っていて、どの選手も出だしから全力で走り、球際でもきっちりと体を張っていたので、なかなか見応えのあるものだった。札幌も悪い試合内容ではなかったわけで、そこで相手の守備を打ち破り、また攻撃を守り切って勝てたのは、良かったのではないか。怪我や出場停止の選手が戻ってきて、ベストメンバーが組めると、さすがにこれだけの試合は出来るようである。このまま好調をキープして首位を突っ走ってくれればよいのだが。

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2009年8月 1日 (土)

本日の購入CD@Tower大阪マルビル

 水曜の東京出張時にもTowerに立ち寄ったのだが、そちらでは買わずに、本日大阪でまとめ買い。どうせ買うなら、大阪の経済に少しでも貢献した方が良いと思ったのであった。

○「Live in Living '09」羊毛とおはな
 Live…シリーズの第3段。前2作と良い意味で変わらない、優しい音が聴ける。変わらないことを続けるというのも大事なことだと思う。しかしジャケットのつくりは変に凝ったものとなっていて、CDが取り出しづらいのは残念。こんな部分で変わる必要はないはずなのに。
○「BOOMANIA -The Boom Special Best Covers-」
 ブームの曲のカバーアルバム。おそらく既発表の曲もあるのだろうが、これだけのバラエティに富んだアーティストのカバーをまとめて聴けるのは楽しい。それぞれ解釈も音の作りも全然違うし。
○「No Boys, No Cry original sound track」砂原良徳
 サントラなので一つ一つの曲は短く、その意味で若干物足りなくもあるのだが、それでも砂原氏の新しい音が聴けるということで購入。短いということは曲数が多いということでもあり、その分バラエティに富んだ曲が聴けるとも言えるか。
○「RHYTHMATRIX」RHYTHMATRIX
 クリヤ・マコト氏を中心とするユニットのアルバム。ラテンジャズになるのだろうが、いわゆる“そういう”タイプの曲ばかりというわけではなく、激しい演奏から心地よい歌もの、テクニカルで速い曲からしっとり落ち着いた曲まで、バラエティに富んでいる。ブラジルを感じさせるリズムの上で、自由に流れていくピアノが実にカッコよいのである。

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