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2009年11月 8日 (日)

攻め切って昇格掴む:C大阪vs草津

 他チームの結果に関わらず、勝ちさえすれば自力で昇格を決められる試合。いよいよこの日がやってきた。勝利そして昇格を期待する人々が2万人も集まり、ゴール裏とバックスタンドの自由席はほぼ埋まる形に(メインスタンドはスカスカだったのだが…)。サポーターも気合いが入っていて、試合開始前から盛り上がっている。最高の雰囲気の中で試合が始まった。

 スタメンであるが、マルチネスが復帰して船山はサブ、羽田が一つ上がってボランチのコンビを組み、ディフェンスラインにはチアゴも復帰。怪我持ちの香川はベンチスタートで、前線はカイオ・乾・小松という組み合わせである。キックオフ直後から勢いよく動き回るセレッソが、いきなりチャンスをつくる。ボールを持った酒本が上がり、素早く前線のスペース目がけてサイドチェンジ、そこに走り込んできた乾がワンタッチから見事なループシュートを決める。セレッソの十八番ともいえる素早い攻めで先制すると、その後もセレッソのペースが続く。最終ラインを上げて、高い位置から積極的にプレスをかけ、奪ったボールを素早く前にサイドにと展開する形。良い時のセレッソの攻め方である。効いていたのがボランチに入った羽田のプレイで、鋭い読みからの早い動き出しで相手の攻めを確実に摘み取っている。そうして奪ったボールを展開するマルチネスの動きもよい。サイドの二人も積極的に上がり、前線のカイオと乾も動き回って相手ディフェンスをかく乱する。小松は今ひとつボールが収まらず裏への抜け出しも合っていなかったのだけれど。そんな攻めの中で、ペナルティエリア内でボールを受けたカイオ(だったかな)がうまくボールを戻し、そこに走り込んできたマルチネスがミドルシュートを決めて、2点目。いいリズムを保ったまま、前半を終了。
 後半もセレッソのペースだが、なかなか追加点は奪えない。という状況をみてか、今ひとつ役目を果たせなかった小松に代えて香川が登場。すると、1点目とは逆の形で、左サイドを上がった石神からの逆へのクロスが走り込んだ乾の足元にぴったり合い、落ち着いてシュートを決めて3点目。直後に、香川から(だったかな)のボールを受けたカイオが、相手DFにつかれながらも放ったシュートが弾かれたところに、乾が詰めて見事なハットトリック。さらにボールを持ち上がったマルチネス(だったかな)から送られたボールをまた乾が決めて5点目を奪う。この場面では、正面にカイオ、左に香川がいたのだが、ボールは右の乾に出されるという。本日大当たりの乾の方が、確率が高いと思ったのだろうか。乾の活躍に触発されたのか、香川も積極的にゴールを狙い、一度はヘディングで決めるものの、ファールでノーゴールとされて大いに悔しがる。その後、カイオに代えてベテラン西澤、マルチネスに代えて船山を入れて、しっかりと試合を締めにかかる。この後も香川から西澤への見事なパスが何度か出されるのだが、西澤はうまく裏に抜け出せず、またボールも足につかずに、シュートが打てない。それでも危ない場面はほとんどつくられないままに、試合は終了。セレッソらしい攻撃サッカーで、J1昇格を決めた。

 勝てばよいのだから、前半2点取った後はそう攻める必要もないと思ったのだが、それでも攻め続けるあたりは、まさらにセレッソという感じである。とはいえ、危ういながらも攻め込んだというわけではなく、守備が安定していたからこそ安心して攻められたということなのだろう。これまでは、どんなに攻めてリードしていても、守備が不安定でヒヤヒヤする場面が多かったのだが、守備の安定感が高まったのが今季(特に後半)のセレッソの良いところではないか。この辺は、藤本の活躍が大きいように思う。また、中盤での守備力の向上も大きかった。マルチネスは攻めるが守りもしっかりやるし、彼の怪我の間を担った船山も攻撃と守備のバランスが実に良かった。特に船山のところでボールを奪われることは、ほとんどなかったのではないか。また、今日の試合には出なかったが、黒木の果たした役割も大きい。
 攻めでは何と言っても香川・乾のコンビである。この二人がはまったときの攻撃力は、そう止められるものではない。これにカイオがからむ時の迫力は、かなりのものがある。とはいえ、このトライアングルが欠けた時のパーツは、若干物足りないものがあったのだが。小松は良い時と悪い時で波があるし、西澤は今日の試合でも見られたようにさすがに衰えは隠せない。その部分を埋めたのが両サイドの攻め上がりで、開幕当初は前への突破が物足りなかった左の石神がしっかりと攻め込むようになり、右の酒本は状況を読んでの冷静な上がりをみせていたように思う。これら前線の選手が素早く上がったときの攻めは、実に気持ちよいものがあった。相手が守りを固めてしまうと攻め手に欠ける部分はあったものの、(一応)格上が多いJ1に上がれば、逆にカウンターが効果的に決まるような気もする。
 まあ、J1でも通用するかは、守備に関しても、攻めに関しても、現在のメンバーが来季も残ればというのが前提条件にはなるが。他からの多数のオファーがある香川はもちろん、前線で走り回るカイオや、鹿島からのレンタルの石神・船山あたりの去就も、かなりの影響を与えると思う(鹿島サポでもある立場としては、経験を積んだ彼らに戻ってきてほしい気持ちもあるけれども)。

 来季の展望はさておき、こうして2年間見守ってきたチームが、J1に復帰するというのは、大変嬉しい。これで来季は地元でJ1という国内最高峰のリーグの試合が楽しめることになるし、さらには鹿島との試合が観られる。その時に、私はいったいどちらのサイドで観ればよいのか、つらくも楽しい悩みである。
 とはいえ、セレッソに感情移入は出来るようになり、試合も大いに楽しめるようになったものの、J1復帰の喜びは、一昨年・昨年の鹿島の優勝の時の突き抜けるような感動に比べれば、若干物足りない感もあり、そういう意味では私が心からサポートしているチームは、やはり鹿島だということなのかもしれない。セレッソの昇格もようやく決まったことだし、ここからは鹿島の3連覇に向けての、厳しいけれども挑みがいのある挑戦を、応援したいと思う(が、スタジアム観戦は出来るものか…)。

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(左:試合開始前のゴール裏。桜色に染まる)(右:後半開始時のピッチ)

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(左:昇格を決めて輪になって喜ぶ)(右:バックスタンド前を歩く選手達)

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(左:選手達を迎えるゴール裏)(右:引退を告げる西澤(中央奥側))

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2009年11月 6日 (金)

本日の購入CD@Tower難波

 仕事帰りに立ち寄って購入。以前は梅田マルビルの方がよいと思っていたけれども、最近こちらの店も気に入ってきたりしている。

○「ナチュラル・ウーマン」流線形と比屋定篤子
 質の高いポップスを聴かせるユニットと、素敵な歌声のボーカル。どちらも好きなので、この組み合わせは大変嬉しい。特に比屋定さんの旧曲のカバーが見事。最近のブラジル中心路線も悪くないのだが、昔の直球ポップスともいえる曲の方が好きなので、その頃の音が蘇ったかのようで本当にありがたい。新曲や他の人のカバーも含めて、実に上質なシティ・ポップである。

 ついでに書くと、先日買ったschool food punishmentが大変良かったので、さらに前のアルバム「air feel, color swim」と「school food is good food」もまとめて購入。こちらもかなり良い。しばらくははまってしまいそうなアーティストである。

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2009年11月 2日 (月)

本日の購入CD@Tower mini丸の内

 今日も東京出張の合間に。小さい店なのだが、新譜の品揃えは意外ときちんとしている。大変便利で良いが、その分ついつい買ってしまうのは問題かも。

○「Luminous Halo」Port of Notes
 新作はアメリカのアーティストのプロデュースによる海外録音。そのためかサウンドがこれまでとは微妙に違う感じがする。良い意味でルーズで、味わい深い。これまでのポップス+ブラジル風味に、さらにブルースのフィーリングも加わった、みたいな感じだろうか。もちろん畠山さんの歌は、相変わらず優しくて力強い。

 今年の新譜でないので上のようには書かないが、この他に「シフォン主義」相対性理論と、「Riff-rain」school food punishmentの旧譜も購入。どちらもライブでみていて気に入ったもの。相対性理論は変なんだけどなぜだかクセになる。school...の方は…素晴らし過ぎる。ポップでロックでかつアバンギャルドな音世界。

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2009年11月 1日 (日)

Ginnan Rock Fes. & MINAMI WHEEL Day3

 MINAMI WHEELは3Days Passを買ったので、本来なら本日もミナミに行くところであるが、やらねばならない仕事があったのと、出演者が興味深かったので、最寄りの大阪市大・学園祭でのGinnan Rock Festivalの方を選択。仕事をしつつ、演奏時間が来たら会場に足を運び、終わったらまた仕事に戻るという感じで、午後を過ごすことに。
 このロックフェス、毎年個性的なアーティストが集まるのだが、今年も実に面白かった。降雨のため屋外ステージから体育館に会場が変わったが、閉じた空間になったことで逆に集中して観られたように思う。音的には今一つだったけれども。
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○Combo Piano -1 @GRF
 コンボピアノは以前から聴いてはいるが、ライブで観るのは初めて。初期のアルバムで聴かれたクールなジャズ系の音とは全く違う激しい演奏に驚いた。渡邊琢磨(key)と千住宗臣(ds)だけなのだが、2人で演奏しているとは思えない程の音数と迫力に、ただただ圧倒される。とはいえ、時には激しく時には静かにという感じで、曲としての展開も面白いし、この辺は昨日聴いたインストものとは異なる。迫力あるサウンドとリズムに身体が揺さぶられる一方で、メロディや曲によって脳というか精神も十二分に刺激される感じである。やはり、頭と体、両方で楽しめる音楽でないと面白くない。マイナスワンでこれなのだから、さらに内橋和久(g)が加わったフルメンバーだとどうなることか。ぜひ一度観てみたい。

 小島麻由美は先日イベントライブで聴いたのでパスして仕事に勤しみ、合間に曽我部恵一バンドに行ってみる。すでに演奏は始まっていて、ストレートなロックという感じ。てっきりポップスだと思っていたので、今聴きたい音とはちょっと違うなと思って、また仕事に復帰。なんとか片をつけて、今日の一番の目当てのライブへ。

○渋さ知らズ @GRF
 前回ライブを観たのは、当時地元だったつくばでの2005年のイベント。そして今回は新たな地元でのライブ…と思うと、なんとなく感慨深い。セッティングに少々時間がかかって若干押してスタートし、その間サウンドチェックでの演奏も聴けたわけだが、やはり本番は迫力が違う。分厚くて圧倒的に力強い音である。出だしからしばらくは全員がフリーに演奏している感じなのだが、その音を聴いているだけでも十二分に楽しい。そこからメロディが奏でられると、体育館が一気にダンスフロアと化したかのように盛り上がる。ステージの上ではダンサー達も踊り、「渋さ」の世界を十二分に堪能出来た。演奏曲が若干少なかったのは残念ではあるが。
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 終わってみると思ったより早い時間だったので、そのままミナミへ向かう。雨も降っていて、時間もなかったので、地下鉄駅から一番近いQUATTROに行くことに。

○Gulliver Get @QUATTRO
 関西のFusion系バンドを調べた時に名前が出てきたので、どんなバンドかと思っていたのだが、女性voを中心とするポップスであった。が、バックの演奏の技術は高いし、voにからむsaxの雰囲気は歌伴の本田雅人っぽい感じもするし、随所にFusionっぽさを感じさせる。voも力強い歌声で、曲も悪くない。会場に着いたのは半分程過ぎてからだったので、もっと違う曲も聴いてみたいものである。

○のあのわ @QUATTRO
 アルバムを試聴して気になっていたので、最後も引き続きクアトロで。チェロを弾く女性voに、g,key,b,dsという編成で、演奏はなかなかに上手く、voの歌声も伸びがあってバックの音に負けずに響く。前半の曲はファンタジックなポップスという感じだったが、後半に演奏された曲は結構アバンギャルドなロック。後半の曲でのチェロは実にはまっていて、プログレ的な雰囲気も感じさせた。異なる音楽性が不思議と同居しているのが面白い。
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 ということで、3日間で観たアーティストは計18組。よく回ったものである。この後アルバムを買ってみよう、また観てみようと思えるアーティストも見つかったし、行ったことのないエリアにも足を運べたし、いろいろと有意義な3日間であった。

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