マニフェストというが…
ここ数日は、研究事のブログ向けに、各政党の衆院選マニフェストを読んでいるのだが、書かれている内容はともかくとして、その“つくり”が結構ひどいのには驚いてしまった。
まずは政権与党の自民党だが、デザインは凝っているのだが、その分内容が薄くみえる。特に「要約版」の方は、いかにも広告代理店が入りました…というような、見栄え「だけ」に重点を置いたつくり。もう少し詳しいことを書いた「政策バンク」も、見やすさを重視した分、情報が少なすぎる。民主党に比べて公表が遅れたわけだが、これをみると、内容を詰めるためというよりは、デザインに時間がかかったとすら思えてしまう。デザインが良いものをつくること自体は否定しないが、見栄えさえ良ければ国民に受けるとでも考えているのでは?と勘ぐってしまう。
同じく与党の公明党のマニフェストは、つくりがかなりひどい。ひどすぎると言ってもよいほどである。こちらは自民党と対照的に、デザインに全く凝っていない。集められたテキストファイルを、ワード上で切り貼りしましたというような感じ。書式やフォントさえほとんど手を入れていないかのようである。かつ、見出しのレベルと内容のレベルとが全く整理されておらず、混在しているという始末。人に読まれることを考えていない、読みやすさを全く考慮してないようにもみえるのである。
これらに比べると、民主党のはまだよい。「マニフェスト」の方は、自民党ほどデザインには凝っていないが、それなりに読みやすいつくりで、情報量も適度という感じである。詳しい政策を並べた「政策集」も、公明党のに比べれば、数段読みやすくつくられているが、逆に文字数が多くて細かいので、読むのは正直疲れそうである。まあ、基本は「マニフェスト」の方を読めばよいということなのだろうが。
その他の政党は、あまり語る気にもならない。共産党の「総選挙政策」は、表紙こそカラーの写真だが、あとはベタなテキストのみ、かつ現政権の批判が政策提案よりも長いという。社民党の「マニフェスト」は項目だけが並ぶWEBページのみ、国民新党の「政権政策」はパンフレットだがデザイン的にはいまいちで、内容も見出しレベルという感じ。
こういうのをみると、党の政策に関して、必要十分な情報を、国民に分かりやすく伝えようとしているのだろうか?と疑問にすら感じる。こんな程度のものしかつくれない人々に、国政をまかすというのはどうなのかなあ…とも。政府だけでなく、政党というものも、それこそ「民営化」した方がよいのではないか?とか思ってしまうが。
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